海底(ハイテイ)とは?意味・ルール・関連役を初心者向けに解説

| 約5分で読める | ツモロン編集部

海底(ハイテイ)とは

海底(ハイテイ) とは、麻雀において山の最後の1枚の牌のことです。正確には、王牌14枚を除いた山の最後の牌を指し、この牌をツモることを「海底摸月(ハイテイモーユエ)」と言います。海底牌は局の最後を意味し、これ以上ツモることができない特別な牌です。

「海底」という名前は、山を「海」に見立て、その最も深い底にある牌という意味から来ています。

海底の詳細解説

海底に関するルール

ルール内容注意点
王牌を除く王牌14枚は残す海底は123枚目
カンできない海底牌でカンは不可牌が足りないため
リーチできない海底牌でリーチ不可次がないため
流局の合図海底後は流局ノーテン罰符へ

海底牌の特殊性

通常のツモと異なる点:
1. カン(明カン・暗カン)ができない
2. リーチがかけられない
3. これが最後のツモになる
4. 海底摸月という特別な役がある

海底の位置

山の構成(136枚):
- ツモ牌:122枚
- 王牌:14枚(ドラ表示牌・嶺上牌含む)

海底 = 122枚目のツモ牌

使用例

実際の場面での使い方

例1:海底の確認

「もうすぐ海底だね」
「海底まであと3巡」

例2:海底でのツモ

「海底でツモった!」
「海底摸月で和了!」

例3:海底での制限

「海底だからカンできない」
「海底でリーチはかけられません」

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 王牌との混同

    • 海底は王牌ではない
    • ツモれる最後の牌
  2. 枚数の数え間違い

    • 王牌14枚を除く
    • 122枚目が海底
  3. カンのルール

    • 海底牌でカンは不可
    • 嶺上牌が足りないため
  4. リーチのルール

    • 海底牌でリーチ不可
    • 次のツモがないため

海底に関する役

海底摸月(ハイテイモーユエ)

項目内容
翻数1翻
条件海底牌でツモ和了
複合他の役と複合可
注意ツモのみ(ロン不可)

海底でのツモ和了の例

手牌:123萬 456筒 789索 11萬 東東
海底牌:1萬をツモ

役:タンヤオ + ツモ + 海底摸月 = 3翻

海底の戦略

海底付近での判断

状況推奨行動理由
テンパイ海底を狙う1翻追加
1向聴無理しない時間がない
ノーテンベタオリ罰符回避
リーチ中継続海底も和了牌

海底を意識したプレイ

1. 残り牌数を把握
   - 常に山を確認
   - 海底までの巡目を計算

2. カンの判断
   - 海底前にカンを済ませる
   - 海底ではカン不可

3. リーチの判断
   - 海底1巡前が最後のチャンス
   - 海底でのリーチは不可

海底に関する特殊ルール

地域・ルールによる違い

  1. 王牌の枚数

    • 通常は14枚
    • 一部ルールで異なる場合も
  2. 海底での特殊行為

    • 暗カンも不可
    • 加カンも不可
  3. 海底摸月の扱い

    • 偶然役として扱う
    • 役満祝儀の対象外

オンライン麻雀での海底

特徴内容
表示残り枚数を表示
警告海底前に通知
自動処理カン・リーチ制限
演出特別な演出あり

海底での注意点

やってはいけないこと

  1. カンをしようとする

    • ルール違反
    • チョンボになる場合も
  2. リーチをかける

    • 無効になる
    • 恥ずかしい思いをする
  3. 山を数え間違える

    • 海底を見逃す
    • 戦略ミス

海底でのマナー

1. 最後の牌であることを意識
   - 丁寧に扱う
   - 流局の準備

2. 他家への配慮
   - 海底であることを伝える
   - スムーズな進行

3. ルールの確認
   - 事前に確認
   - トラブル防止

海底に関する豆知識

語源と文化

  • 中国語由来:「海底摸月」は中国の故事から
  • 日本での定着:昭和期に一般化
  • 演出効果:ドラマチックな展開を生む

統計データ

海底摸月の和了率:約2-3%
海底でのテンパイ率:約25%
海底での流局率:約70%

まとめ

海底は山の最後の1枚(王牌を除く)を指し、麻雀の局の終わりを告げる重要な牌です。海底牌ではカンやリーチができない特殊なルールがあり、海底摸月という特別な役も存在します。初心者の方は、まず王牌を除いた最後の牌が海底であることを理解し、海底でのルール制限を覚えることが大切です。海底付近では残り牌数を意識し、適切な判断をすることで、より戦略的な麻雀が打てるようになるでしょう。

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