跳満(ハネマン)とは?6-7翻の点数・作り方を初心者向けに解説

初心者におすすめ
| 約5分で読める | ツモロン編集部

跳満(ハネマン)とは

跳満(ハネマン) は、麻雀の点数段階の一つで、6翻または7翻の手であがった時の呼称です。親なら18000点、子なら12000点という高得点で、満貫(マンガン)から「跳ね上がる」ような点数であることから跳満と呼ばれます。

麻雀で勝つためには跳満クラスの手を作ることが重要で、ゲームの流れを大きく変える決定打となることが多い点数帯です。

跳満の詳細解説

跳満の点数

プレイヤーロンあがりツモあがり
親(東家)18000点6000点オール
子(南・西・北家)12000点親6000点・子3000点

翻数と点数の関係

翻数名称親の点数子の点数
3-4翻満貫120008000
6-7翻跳満1800012000
8-10翻倍満2400016000
11-12翻三倍満3600024000
13翻以上数え役満4800032000

なぜ5翻がないのか

歴史的な経緯により、5翻は満貫として扱われます:

  • 3-5翻 = 満貫
  • 6-7翻 = 跳満

使用例

実際の場面での使い方

例1:あがりの宣言

「ハネマン!12000点」
「リーチ一発ツモ三色ドラ2、跳満です」

例2:手作りの方針

「ドラ3あるから跳満狙える」
「あと1翻で跳満だ」

例3:点数状況での判断

「跳満ツモれば逆転」
「親の跳満は痛すぎる」

跳満を作る方法

基本的な組み合わせ

6翻の例:

役の組み合わせ翻数
リーチ(1) + 一発(1) + 平和(1) + タンヤオ(1) + ドラ26翻
対々和(2) + 三暗刻(2) + 役牌(1) + ドラ16翻
清一色(6)6翻

7翻の例:

役の組み合わせ翻数
リーチ(1) + ツモ(1) + 平和(1) + 三色(2) + ドラ27翻
七対子(2) + ドラ57翻
混一色(3) + 対々和(2) + 役牌(2)7翻

ドラの重要性

跳満を作る上で、ドラは非常に重要です:

ドラの数必要な役難易度
ドラ06翻分の役難しい
ドラ1-24-5翻分の役普通
ドラ3以上3翻分の役比較的簡単

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 5翻は満貫

    • 5翻は跳満ではない
    • 6翻から跳満
  2. 符は関係ない

    • 跳満以上は符計算不要
    • 翻数のみで決定
  3. 切り上げなし

    • 6翻も7翻も同じ跳満
    • 8翻で倍満
  4. 積み棒の加算

    • 基本点に積み棒を加える
    • 18000点+積み棒

跳満を狙う戦略

跳満になりやすい手

  1. ドラが多い手

    • ドラ3以上
    • 比較的簡単に到達
  2. 複合役の手

    • タンヤオ・平和・三色など
    • 基本役の組み合わせ
  3. 高翻役の手

    • 清一色(5-6翻)
    • 混一色(2-3翻)+α

状況別の狙い方

状況戦略理由
序盤積極的に狙う手作りの余裕
中盤ドラ次第現実的な判断
終盤満貫で妥協も確実性重視
親番特に狙う1.5倍の価値

実戦での跳満

跳満の影響力

  1. 点数的影響

    • 一気にトップ争い
    • 相手に大ダメージ
  2. 心理的影響

    • 流れが変わる
    • 相手が萎縮
  3. 戦術的影響

    • リードを築ける
    • 守備的に打てる

よくある跳満パターン

初心者でも作りやすい:

リーチ・ツモ・平和・タンヤオ・ドラ2 = 6翻
門前清一色 = 6翻
七対子・ドラ4 = 6翻

中級者向け:

リーチ・一発・三色・ドラ2 = 6翻
混一色・対々和・役牌 = 6-7翻

跳満のコツ

意識すべきポイント

  1. ドラを大切に

    • ドラは跳満への近道
    • 早切りは避ける
  2. 役の複合を狙う

    • 1つの役に頼らない
    • 複数の可能性を残す
  3. 翻数を数える

    • 常に翻数を把握
    • あと何翻か意識

跳満を逃さない

  • 役の見落としに注意
  • ドラの数え忘れ
  • 赤ドラも忘れずに

まとめ

跳満は6-7翻で親18000点、子12000点の高得点です。満貫から大きく跳ね上がる点数で、麻雀において非常に重要な得点帯となります。初心者の方は、まず「6翻から跳満」ということを覚え、ドラを活用しながら基本役を組み合わせて跳満を目指しましょう。跳満を和了できるようになれば、麻雀の勝率は大きく向上します。高得点への第一歩として、跳満を意識した手作りを心がけることが大切です。

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