河底（ホウテイ）とは？意味・ルール・河底撈魚を初心者向けに解説

河底（ホウテイ）とは

河底（ホウテイ） とは、麻雀において海底牌をツモった人が打ち出す最後の捨て牌のことです。つまり、その局で捨てられる最後の牌を指します。この河底牌でロン和了することを「河底撈魚（ホウテイラオユイ）」と言い、特別な役として扱われます。

「河底」という名前は、捨て牌を並べた場所を「河（かわ）」と呼ぶことから、その最も底にある牌という意味で付けられました。

河底の詳細解説

河底に関するルール

ルール	内容	注意点
最後の捨て牌	海底ツモ後の打牌	局の最後の牌
ロンのみ可能	ツモ和了は不可	他家からのみ
河底撈魚	河底牌でロン和了	1翻の役
フリテン適用	通常通り	ロンできない

河底の流れ

1. 122枚目のツモ（海底牌）
2. 海底牌をツモった人が打牌
3. この打牌が河底牌
4. 誰もロンしなければ流局

河底と海底の関係

項目	海底	河底
何を指すか	最後のツモ牌	最後の捨て牌
関連役	海底摸月	河底撈魚
和了方法	ツモのみ	ロンのみ
発生時期	ツモ時	打牌時

使用例

実際の場面での使い方

例1：河底の確認

「これが河底牌ですね」
「河底でロンできるかな？」

例2：河底でのロン

「河底でロン！」
「河底撈魚で和了！」

例3：河底の緊張感

「河底牌、慎重に...」
「河底で振り込まないように」

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

海底との混同
- 海底：最後のツモ牌
- 河底：最後の捨て牌
和了方法の違い
- 河底はロンのみ
- ツモ和了はできない
役の名称
- 「河底」だけでは役名ではない
- 「河底撈魚」が正式名
タイミングの誤解
- 海底ツモ後の打牌
- 必ず海底の後に来る

河底に関する役

河底撈魚（ホウテイラオユイ）

項目	内容
翻数	1翻
条件	河底牌でロン和了
複合	他の役と複合可
注意	ロンのみ（ツモ不可）

河底でのロン和了の例

手牌：123萬 456筒 789索 22萬 東
河底牌：東をロン

役：タンヤオ + 河底撈魚 = 2翻

河底の戦略

河底での判断

状況	推奨行動	理由
テンパイ	待ち牌以外を切る	河底を狙う
他家テンパイ	安全牌を切る	振り込み回避
ノーテン	現物を切る	流局確定
リーチ中	通常通り	変わらず

河底を意識したプレイ

1. 海底ツモ者の把握
   - 誰が海底をツモるか
   - その人の打牌が河底

2. テンパイの維持
   - 河底までテンパイを保つ
   - 河底撈魚のチャンス

3. 安全牌の管理
   - 河底で振り込まない
   - 最後まで慎重に

河底に関する特殊ルール

ローカルルール

フリテンの扱い
- 通常通り適用
- 河底でもロン不可
複数ロン
- ダブロン・トリプルロン
- 頭ハネが河底撈魚
特別ルール
- 一部で河底撈魚なし
- 事前に確認必要

オンライン麻雀での河底

特徴	内容
表示	河底であることを明示
演出	特別なエフェクト
判定	自動で役付与
通知	事前に警告

河底での注意点

やってはいけないこと

不用意な打牌
- 河底で振り込み
- 特に痛い失点
テンパイの放棄
- 河底撈魚のチャンス
- もったいない
ルールの誤解
- ツモできると思う
- 恥ずかしいミス

河底でのマナー

1. 最後の牌である意識
   - 慎重な打牌
   - 流局の準備

2. 全員への配慮
   - 河底であることを伝える
   - スムーズな進行

3. 和了の確認
   - 誰もロンしないか
   - 流局の準備

河底の歴史と文化

語源と由来

中国語由来：「河底撈魚」は漁の故事から
「河」の意味：捨て牌を川に見立てた
「撈魚」の意味：魚をすくうように和了

文化的意義

最後の最後に起きる劇的な和了
→ 逆転の象徴
→ ドラマチックな展開

河底に関する豆知識

統計データ

河底撈魚の和了率：約1-2%
河底での振り込み率：約5%
河底まで行く確率：約30%

記憶に残る河底撈魚

プロ雀士の大一番での逆転
初心者が偶然和了した歓喜
最後の最後のドラマ

まとめ

河底は海底牌をツモった人が打ち出す最後の捨て牌で、その局の最後の牌となります。河底牌でロン和了すると河底撈魚という1翻の役が付き、劇的な展開を生むことがあります。初心者の方は、まず海底と河底の違いを理解し、河底はロンのみで和了できることを覚えましょう。河底での打牌は特に慎重に行い、最後の最後まで集中力を切らさないことが大切です。