面子(メンツ)とは
面子(メンツ) とは、麻雀において3枚1組の牌の組み合わせのことを指します。通常のあがり形は「4面子1雀頭」で構成され、面子は麻雀の手作りの基本単位となります。
面子には順子(シュンツ)、刻子(コーツ)、**槓子(カンツ)**の3種類があり、それぞれ異なる組み合わせ方をします。
面子の詳細解説
面子の種類
| 種類 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 順子(シュンツ) | 同じ種類の数牌で連続する3枚 | 123萬、456筒、789索 |
| 刻子(コーツ) | 同じ牌3枚の組み合わせ | 111萬、東東東、中中中 |
| 槓子(カンツ) | 同じ牌4枚の組み合わせ(特殊) | 5555筒、南南南南 |
基本的なあがり形
標準的なあがり形:4面子1雀頭
例:123萬 456筒 789索 東東東 55索
└順子┘ └順子┘ └順子┘ └刻子┘ └雀頭┘
面子の作りやすさ
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順子が作りやすい理由
- 両面待ちになりやすい
- 中張牌(2〜8)で作りやすい
- 受け入れ枚数が多い
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刻子が作りにくい理由
- 同じ牌を3枚集める必要
- 最大4枚しかない
- 他家に使われると作れない
使用例
実際の場面での使い方
例1:手牌構成の説明
「あと1面子で聴牌(テンパイ)」
「面子オーバーだから、どれか崩そう」
例2:戦術的な判断
「順子系で面子を作った方が早そうだ」
「役牌の対子があるから、刻子にして1面子にしよう」
例3:鳴きの判断
「面子が足りないから、積極的に鳴いていこう」
「もう3面子できてるから、あとは雀頭待ち」
面子作りの基本戦術
効率的な面子の作り方
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両面塔子を優先
- 23、45、67などは両面待ち
- 最も面子になりやすい
-
対子の扱い
- 3つ以上は面子オーバーの原因
- 役牌は刻子にする価値あり
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孤立牌の処理
- 面子になりにくい牌は早めに切る
- 端牌(1・9)や字牌から
5ブロック理論
効率的な手作りの考え方:
- 4面子1雀頭=5ブロックが基本
- 6ブロック以上は面子オーバー
- 1ブロック足りない時は鳴きを検討
関連用語
よくある間違い・注意点
初心者が間違えやすいポイント
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面子の数え間違い
- 槓子も1面子として数える
- 暗刻と明刻の区別は点数計算時
-
面子オーバー
- 5面子以上作ろうとする
- 対子が多すぎる場合に起きやすい
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字牌の順子
- 字牌では順子を作れない
- 東南西北・白發中は刻子のみ
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面子不足
- 3面子しかできていない
- 七対子と勘違いすることも
特殊なあがり形
4面子1雀頭以外の形
| 形式 | 構成 | 例 |
|---|---|---|
| 七対子 | 7つの対子 | 対子×7 |
| 国士無双 | 13種の幺九牌+1枚 | 特殊形 |
面子に関する役
面子の種類で決まる役
- 対々和(トイトイ):すべて刻子
- 三暗刻:暗刻を3つ
- 一気通貫:同種で123・456・789
- 三色同順:3種で同じ数字の順子
まとめ
面子は麻雀の基本中の基本で、効率的な面子作りが勝利への第一歩です。初心者の方は、まず順子を中心とした面子作りから始め、徐々に刻子や槓子も使いこなせるようになりましょう。4面子1雀頭という基本形をしっかり意識して、効率的な手作りを心がけることが大切です。