両面(リャンメン)とは?意味・メリット・作り方を初心者向けに解説

初心者におすすめ
| 約5分で読める | ツモロン編集部

両面(リャンメン)とは

両面(リャンメン) とは、麻雀において連続する2つの数牌で、その両端の牌を待つ形のことです。例えば、34を持っていて2か5を待つ形や、67を持っていて5か8を待つ形を指します。

「両面」は文字通り「両方の面」という意味で、2方向から牌を受けられる最も効率的な待ちの形です。

両面の詳細解説

両面塔子(リャンメンターツ)

待ち牌受け入れ枚数
231・48枚
342・58枚
453・68枚
564・78枚
675・88枚
786・98枚

両面待ちの特徴

  1. 最大の受け入れ枚数

    • 2種類×4枚=8枚
    • 単独の待ちでは最多
  2. 平和(ピンフ)の条件

    • 両面待ちが必須
    • 門前で最も基本的な役
  3. 読まれにくい

    • 2方向の可能性
    • 守備側も絞りにくい

使用例

実際の場面での使い方

例1:手作りの評価

「両面待ちでリーチ!これは期待できる」
「両面塔子が4つもある、良い配牌だ」

例2:待ちの説明

「23456で1・4・7の三面待ち(両面の複合)」
「最後は両面待ちに受けたい」

例3:塔子の比較

「この嵌張を両面に変えたい」
「辺張より両面の方が4枚も多く受けられる」

両面と他の待ちの比較

待ちの効率比較

待ちの種類待ち牌枚数効率
両面待ち342・58枚★★★
嵌張待ち3544枚★★☆
辺張待ち1234枚★★☆
単騎待ち333枚★☆☆
シャンポン33・553・54枚★★☆

両面の作り方

基本的な両面の作り方

  1. 孤立牌をくっつける

    3と5 → 35を経て → 345(両面完成)
  2. 嵌張から両面へ

    24 → 234(両面+孤立牌)
    35 → 345(順子完成)or 356(両面×2)
  3. 辺張から両面へ

    12 → 123(順子完成)or 1234(両面+対子)

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 14や69は両面ではない

    • 12、89は辺張塔子
    • 両面は23〜78のみ
  2. 両面の見落とし

    • 2345の形で両面が2つ
    • 複合形の理解が重要
  3. 両面待ちの過信

    • 相手も両面は警戒する
    • 状況により単騎の方が良い場合も
  4. フリテンに注意

    • 両面でも片方がフリテンの場合
    • もう片方でしかロンできない

両面を活かした戦術

序盤:両面塔子を作る

  1. 3と5を持ったら4を意識
  2. 2と4を持ったら3を意識
  3. 孤立牌は両面になる組み合わせを優先

中盤:両面を維持する

  • 嵌張や辺張を両面に変える
  • 両面塔子は最後まで残す
  • 安全度より効率を重視(状況による)

終盤:両面待ちを作る

  • テンパイは両面待ちが理想
  • 悪形待ちは両面に受け直す
  • リーチの価値が上がる

両面待ちの発展形

多面待ちの基本は両面

待ち種類
23451・3・6三面待ち
234561・4・7三面待ち
2345672・5・8三面待ち
22234561・4・7三面待ち

両面の価値

なぜ両面が重要か

  1. 確率論的優位性

    • 最大8枚の受け入れ
    • あがり率が高い
  2. 役との相性

    • 平和の必須条件
    • タンヤオとも相性良好
  3. 手作りの基本

    • 効率的な麻雀の第一歩
    • プロも両面を重視

まとめ

両面は麻雀における最も効率的な待ちの形で、8枚という最大の受け入れ枚数を誇ります。初心者の方は、まず両面塔子を作ることを意識し、嵌張や辺張といった悪形を両面に変えていく技術を身につけることが大切です。両面待ちは平和という基本役にも直結するため、両面を制する者は麻雀を制すると言っても過言ではありません。

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