両面待ち(リャンメン待ち)とは?意味・作り方・メリットを初心者向けに解説

初心者におすすめ
| 約4分で読める | ツモロン編集部

両面待ち(リャンメン待ち)とは

両面待ち(リャンメン待ち) とは、麻雀において順子の両端となる2種類の牌を待つテンパイの形です。例えば、23を持っていて1か4を待つ形や、56を持っていて4か7を待つ形を指します。

最も基本的で効率的な待ちの形であり、「良形(リョウケイ)」の代表格として初心者が最初に覚えるべき待ちです。

両面待ちの詳細解説

両面待ちの一覧

手牌の形待ち牌受け入れ枚数
12●●●●●●●●●●231・48枚
12●●●●●●●●●●342・58枚
12●●●●●●●●●●453・68枚
12●●●●●●●●●●564・78枚
12●●●●●●●●●●675・88枚
12●●●●●●●●●●786・98枚

※●は完成した面子と雀頭

両面待ちの特徴

特徴詳細
受け入れ枚数8枚(2種×4枚)
効率単独待ちで最多
平和の条件両面待ちが必須
出現頻度最も一般的な待ち

使用例

実際の場面での使い方

例1:テンパイの報告

「両面待ちでリーチ!」
「リャンメン待ちだから、すぐ来そう」

例2:手作りの評価

「最終形は両面待ちにしたい」
「愚形から両面に受け直せた」

例3:待ちの説明

「14の両面待ちでテンパイ」
「両面・両面の2面待ち」

両面待ちと他の待ちの比較

待ちの効率比較表

待ちの種類受け入れ枚数効率評価分類
両面待ち8枚★★★★★良形
嵌張待ち4枚★★☆☆☆愚形
辺張待ち4枚★★☆☆☆愚形
シャンポン待ち4枚★★☆☆☆愚形
単騎待ち3枚★☆☆☆☆愚形

両面待ちの作り方

基本的な流れ

  1. 両面塔子を作る

    3 + 4 → 34(両面塔子)
  2. 4面子を完成させる

    他の面子を揃える
  3. 両面待ちテンパイ

    34 + 完成形 → 2・5待ち

愚形から両面への変化

嵌張待ち:24●●●●●●●●3 → 3ツモ
→ 両面待ち:234●●●●●●●5 (2・5待ちに変化)

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 12や89は両面待ちではない

    • 12→3待ちは辺張待ち
    • 23〜78のみが両面になる
  2. フリテンの片面

    • 14待ちで1がフリテン
    • 実質4のみの嵌張待ち
  3. 壁の影響

    • 4が4枚見えで14待ち
    • 実質1のみの単騎待ち
  4. 鳴いた後の両面待ち

    • 平和にはならない
    • 役の確認が必要

両面待ちを活かした戦術

リーチの価値

両面待ちでのリーチは:

  • 高い和了率
  • 一発・裏ドラの期待
  • 相手への圧力

両面待ちの読み

相手の両面待ちを読む:

  • スジ理論:147、258、369
  • 裏スジ:より高度な読み
  • 壁を使った読み

両面待ちの発展形

三面待ち(サンメンマチ)

23456 → 1・4・7待ち

両面待ちの複合形

ノベタン

1234 → 1・4の単騎待ち

両面から変化した形

両面待ちの重要性

なぜ両面待ちが基本なのか

  1. 確率的優位性

    • 8枚の受け入れ
    • 約2倍の効率
  2. 戦術の基本

    • 手作りの指針
    • リーチ判断の基準
  3. 役との相性

    • 平和の必須条件
    • 他の役とも複合しやすい

両面待ちの統計

プロの待ち選択

  • 両面待ち選択率:約70%
  • 良形での和了率:約40%
  • 愚形での和了率:約20%

まとめ

両面待ちは麻雀における最も基本的で重要な待ちの形です。8枚という最大の受け入れ枚数を持ち、平和という基本役にも直結します。初心者の方は、まず両面待ちを作ることを第一に考え、愚形テンパイより良形テンパイを目指すことが上達への近道です。両面待ちをマスターすることは、効率的な麻雀を打つための第一歩といえるでしょう。

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