索子(ソーズ)とは?意味・種類・読み方を初心者向けに解説

初心者におすすめ
| 約5分で読める | ツモロン編集部

索子(ソーズ)とは

索子(ソーズ) とは、麻雀牌の3種類ある数牌(すうぱい)のうちの1つで、竹の模様が描かれた牌のことです。1索(イーソー)から9索(キューソー)まで、各4枚ずつ計36枚あります。

索子の「索」は竹串に通した銭の束を表し、昔の中国で使われていた通貨の単位が由来とされています。そのため「条子(ティアオズ)」と呼ばれることもあります。

索子の詳細解説

索子の種類と読み方

正式名称デザインの特徴別名
一索イーソー鳥(孔雀)のデザイン鳥、孔雀
二索リャンソー竹2本が並ぶ-
三索サンソー竹3本が並ぶ-
四索スーソー竹4本が並ぶ-
五索ウーソー竹4本+中央に赤い竹1本-
六索ローソー竹6本(上下に3本ずつ)-
七索チーソー竹7本(特徴的な配置)-
八索パーソー竹8本(M字型の配置)-
九索キューソー竹9本(3段×3本)-

索子のデザインの特徴

  1. 竹の表現

    • 緑色の竹が基本
    • 縦線で竹を表現
    • 節や葉も描かれることがある
  2. 一索の特殊性

    • 竹ではなく鳥(主に孔雀)のデザイン
    • 牌セットによってデザインが大きく異なる
    • 最も特徴的な数牌
  3. 配置パターン

    • 二索〜四索:横一列
    • 五索:4本+中央に赤1本
    • 六索〜九索:複数段に分けて配置

使用例

実際の場面での使い方

例1:手牌の説明

「索子の456で順子完成」
「索子が多いから、索子の一色手を狙ってみよう」

例2:待ちの説明

「三索・六索待ちでテンパイ」
「索子の清一色で、一索・四索・七索の三面待ち」

例3:捨て牌の読み

「索子を早めに切ってるから、萬子か筒子の手だろう」
「八索、九索と切ってるから、索子の下の方は持ってなさそう」

索子の覚え方のコツ

初心者向けアドバイス

  1. 竹の本数を数える

    • 基本的に数字と同じ本数
    • 五索は赤い竹を含めて5本
  2. 一索は例外

    • 鳥のデザインで覚える
    • 「イーソー=鳥」と暗記
  3. 配置パターンで覚える

    • 六索:3本×2段
    • 八索:特徴的なM字型
    • 九索:3本×3段の正方形

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 一索の見落とし

    • 竹ではなく鳥のデザイン
    • 国士無双で必要な牌
  2. 八索の配置

    • M字型の特殊な配置
    • 他の索子と見た目が異なる
  3. 赤牌の確認

    • 五索の中央の竹が赤い場合
    • 赤ウーソーはドラ扱い
  4. 読み方の統一

    • 「ソーズ」または「ソー」
    • 「ソウズ」という読み方もあるが一般的ではない

索子を使った主な役

役名索子の使い方
清一色索子のみで手牌を構成
一気通貫索子で123・456・789を作る
断幺九二索〜八索の中張牌のみ使用
緑一色二索・三索・四索・六索・八索・發のみ使用

特殊な役:緑一色

索子には**緑一色(リューイーソー)**という特殊な役があります:

  • 使える索子:二索・三索・四索・六索・八索
  • 使えない索子:一索・五索・七索・九索(赤が含まれる)
  • 發も使用可能(緑色のため)

戦術的なポイント

索子の特性を活かした戦術

  1. 緑一色の可能性

    • 索子が偏った時の選択肢
    • 高得点役として狙える
  2. 視認性の課題

    • 竹の本数が見づらい場合がある
    • 慣れが必要
  3. 他家の手牌推測

    • 索子の切り順に注目
    • 一索の扱いで国士無双を警戒

索子の歴史と文化

豆知識

  • 竹は中国で富と繁栄の象徴
  • 一索の鳥は幸運のシンボル
  • 地域によってデザインが異なる

まとめ

索子は竹をモチーフにした数牌で、独特のデザインが特徴です。特に一索の鳥のデザインは麻雀牌の中でも最も個性的で、覚えやすい牌の一つです。初心者の方は、まず一索の特殊性を理解し、他の索子は竹の本数で覚えることから始めましょう。緑一色という索子特有の役もあるので、索子の特徴をしっかり把握することが大切です。

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