東一局（トンチャ）とは？ゲーム開始の第1局を初心者向けに解説

東一局（トンチャ）とは

東一局（トンチャ） とは、麻雀の用語で、ゲーム開始時の第1局のことです。「東1局」とも表記し、東場の最初の局を指します。この局では起家（チーチャ）が親となり、ゲームがスタートします。

半荘戦では東場4局・南場4局の計8局（最低）をプレイしますが、その最初の東一局は特に重要な局面として注目されます。配牌の良し悪しが勝負の流れを左右することもあります。

東一局の詳細解説

局の表記

東一局は以下のように表記されます：

親（起家）の決定

東一局の親：

• サイコロを振って決定
• 最も大きい目の人が起家
• 起家が東一局の親

使用例

実際の場面での使い方

例1：局の確認

「東一局スタート」
「トンチャから始めます」

例2：戦略的な会話

「東一局で親満ツモ」
「トンチャで好スタート」

例3：振り返り

「東一局の配牌が良かった」
「トンチャから荒れた展開」

関連用語

• 起家（チーチャ）：最初の親
• 東場（トンバ）：東の場
• 半荘（ハンチャン）：東場と南場
• 配牌（ハイパイ）：最初の13枚
• 親（オヤ）：東一局の親

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

1. 読み方の混同

   • トンチャ：東一局
   • トンバ：東場全体

2. 起家の理解

   • 東一局の親＝起家
   • サイコロで決定

3. 局の進行

   • 東一局→東二局→東三局→東四局
   • その後、南場へ

4. 連荘の扱い

   • 親が連荘しても東一局
   • 本場が増える

東一局の重要性

ゲーム全体への影響

東一局が重要な理由：

起家の有利さ

親番での利点：

東一局で親
  ↓
点数1.5倍
  ↓
連荘で本場増加
  ↓
有利なスタート

東一局の戦略

起家（親）の戦略

親の基本方針：

1. 積極的に攻撃

   • 親の点数1.5倍
   • 連荘狙い

2. リーチ判断

   • 攻撃的なリーチ
   • 親番を活かす

3. 高得点狙い

   • 満貫以上を目指す
   • ドラを活用

子の戦略

子の基本方針：

1. 親を止める

   • 連荘させない
   • 早めの和了

2. 守備重視

   • 親への放銃回避
   • 安全優先

3. 様子見

   • 配牌を見る
   • 手の方向性決定

東一局での配牌

配牌の評価

配牌の良し悪し：

親の配牌判断

起家の配牌戦略：

【良配の場合】
積極的にリーチ
満貫以上狙い
連荘を目指す

【悪配の場合】
守備重視
親流れ覚悟
次局に期待

東一局の点数状況

開始時の点数

持ち点：

• 全員25000点（標準）
• または30000点（ルールによる）
• 点差なし

東一局後の展開

点数変動の影響：

東一局の心理戦

好スタートの価値

東一局で和了る効果：

1. 心理的優位

   • 勢いがつく
   • 自信がつく

2. 点数的優位

   • リード確保
   • 余裕ができる

3. 戦略的優位

   • 攻撃的プレイ可能
   • リスク取れる

東一局の放銃

東一局で振り込むリスク：

• 出遅れ
• 追いかける展開
• 心理的不利

東一局の特殊性

情報の少なさ

東一局の特徴：

情報が少ない
  ↓
相手の癖が分からない
  ↓
標準的な打ち方
  ↓
セオリー通りのプレイ

流れの形成

東一局から読む：

• 配牌の傾向
• 出る役の種類
• 荒れるか地味か

東一局の記録

表記方法

対局記録：

東1局 0本場
親：Aさん
結果：Aさん 12000点ツモ

東1局 1本場
親：Aさん（連荘）
結果：流局

オンライン麻雀

画面表示：

• 「東1局」と表示
• 親マークで起家を示す
• 本場数も表示

起家の決め方

サイコロの振り方

一般的な方法：

1. 全員がサイコロを振る
2. 最も大きい目の人が起家
3. 同点の場合は再度振る

他の決め方

地域・ルールによる違い：

• 席順で決定
• ジャンケン
• 前回の結果
• 任意指定

東一局と東場の違い

用語の区別

明確な違い：

まとめ

東一局（トンチャ）は、ゲーム開始時の第1局で、起家が親となってスタートします。半荘戦の最初の局として、配牌の良し悪しやこの局の結果がゲーム全体の流れに大きく影響します。初心者の方は、まず「東一局＝ゲームの最初の局」という基本を覚え、起家（親）の有利さを理解しましょう。親の時は積極的に攻撃して連荘を狙い、子の時は親への放銃を避けつつ早めの和了を目指すことが基本戦略です。東一局での好スタートが勝利への近道となります。