「符は分かった!でも、結局何点もらえるの?」
符計算を頑張って覚えたあなた、次はこんな疑問が湧いてきませんか?
「30符3翻って言われても、それが何点なのか分からない…」 「親と子で点数が違うって聞いたけど、どう違うの?」 「満貫って8000点?それとも12000点?」
今日は、麻雀の点数計算の全体像を一緒に学びましょう。実は、たった2つの公式を覚えるだけで、どんな点数も計算できるようになるんです!
麻雀の点数は「符」×「翻」で決まる!
点数を決める2つの要素
麻雀の点数は、以下の2つで決まります:
この2つを掛け合わせることで、最終的な点数が決まります。
親と子で違う!2つの計算公式
点数計算の公式は、親か子かで異なります:
子の点数計算
符 × 4 × 2の翻数乗 = 点数
親の点数計算
符 × 6 × 2の翻数乗 = 点数
「え、これだけ?」
はい、基本はこれだけなんです!でも、いくつか重要なポイントがあるので、順番に見ていきましょう。
公式の仕組みを理解しよう
なぜ「4」と「6」なの?
子が「4」の理由
ツモアガリの時の支払い比率を考えると:
- 親が2(子の2倍払う)
- 子が1
- 子が1
- 合計:2 + 1 + 1 = 4
親が「6」の理由
親は子の1.5倍の点数なので:
- 4 × 1.5 = 6
または、親のツモアガリで子3人が2ずつ払うので:
- 2 + 2 + 2 = 6
「2の翻数乗」って何?
これは、翻が増えるごとに点数が倍々になることを意味します:
- 1翻:2¹ = 2倍
- 2翻:2² = 4倍
- 3翻:2³ = 8倍
- 4翻:2⁴ = 16倍
- 5翻:2⁵ = 32倍
つまり、1翻増えるごとに点数が2倍になる!
超重要!場ゾロを忘れずに
場ゾロとは?
** 場ゾロ どんなアガリにも無条件で与えられる2翻のこと **は、麻雀で最も忘れやすい要素です。
どんなアガリにも、必ず2翻が追加される
例えば:
- リーチのみ(1翻)→ 実際は3翻として計算
- タンヤオ・ピンフ(2翻)→ 実際は4翻として計算
なぜ場ゾロがあるの?
昔の麻雀では、点数が低すぎたため、ゲームバランスを調整するために導入されました。今では当たり前のルールとして定着しています。
実際に計算してみよう!
例1:子の30符1翻(リーチのみ)
- 場ゾロを加える:1翻 + 2翻 = 3翻
- 公式に当てはめる:30 × 4 × 2³
- 計算:30 × 4 × 8 = 960
- 端数切り上げ:1000点
例2:子の40符3翻(役牌・ドラ2)
- 場ゾロを加える:3翻 + 2翻 = 5翻
- 公式に当てはめる:40 × 4 × 2⁵
- 計算:40 × 4 × 32 = 5120
- 端数切り上げ:5200点
例3:親の30符2翻(タンヤオ・ツモ)
- 場ゾロを加える:2翻 + 2翻 = 4翻
- 公式に当てはめる:30 × 6 × 2⁴
- 計算:30 × 6 × 16 = 2880
- 端数切り上げ:2900点
端数処理のルール
計算で出た点数は、下2桁を切り上げて100点単位にします:
- 960点 → 1000点
- 5120点 → 5200点
- 2880点 → 2900点
この切り上げは、支払いを簡単にするためのルールです。
ロンとツモで支払い方が違う!
ロンの場合(シンプル)
振り込んだ人が全額支払います:
- 子の5200点ロン → 振り込んだ人が5200点支払い
- 親の7700点ロン → 振り込んだ人が7700点支払い
ツモの場合(みんなで分担)
子がツモった場合
- 親:点数の半分を支払う
- 子2人:それぞれ点数の1/4を支払う
例:5200点のツモ
- 親:2600点
- 子:1300点ずつ
親がツモった場合
- 子3人:それぞれ点数の1/3を支払う
例:5800点のツモ
- 子3人:各2000点(1933…を切り上げ)
満貫以上は計算不要!
点数の上限システム
5翻以上や、計算結果が一定以上になると、固定点数になります:
| 翻数 | 名称 | 子の点数 | 親の点数 |
|---|---|---|---|
| 5翻 | 満貫 8000点(子)または12000点(親) 詳しく見る → | 8,000点 | 12,000点 |
| 6-7翻 | 跳満 満貫の1.5倍 | 12,000点 | 18,000点 |
| 8-10翻 | 倍満 満貫の2倍 | 16,000点 | 24,000点 |
| 11-12翻 | 三倍満 満貫の3倍 | 24,000点 | 36,000点 |
| 13翻以上 | 数え役満 役満と同じ点数 | 32,000点 | 48,000点 |
なぜ上限があるの?
計算が複雑になりすぎるのを防ぎ、ゲームバランスを保つためです。5翻以上は符に関係なく固定点数になるので、覚えやすい!
よくある計算ミスと対策
ミス1:場ゾロを忘れる
対策:「表示翻数 + 2 = 計算翻数」と覚える
ミス2:親子を間違える
対策:自分の風牌を確認。東なら親!
ミス3:端数処理を忘れる
対策:必ず最後に「100点単位に切り上げ」
実戦での点数把握のコツ
最低限覚えるべき点数
初心者は、この組み合わせだけ覚えましょう:
子の代表的な点数
- 30符1翻:1000点(リーチのみ)
- 30符2翻:2000点(リーチ・ツモなど)
- 40符2翻:2600点(ポンしてタンヤオなど)
- 30符3翻:3900点(リーチ・ドラ1など)
親の代表的な点数
- 30符2翻:2900点
- 30符3翻:5800点
- 40符3翻:7700点
点数早見表を活用しよう
最初は無理に暗算せず、点数早見表を見ながらプレイしてOK!徐々に覚えていけば大丈夫です。
まとめ:点数計算は意外とシンプル!
今日学んだこと:
✅ 子:符 × 4 × 2の翻数乗 ✅ 親:符 × 6 × 2の翻数乗 ✅ 場ゾロ(+2翻)を必ず加える ✅ 端数は100点単位に切り上げ ✅ 5翻以上は満貫などの固定点数
公式は複雑に見えますが、実戦では「30符3翻は3900点」のように、パターンで覚えていくのが一般的です。
最初は計算に時間がかかっても大丈夫。大切なのは、符と翻で点数が決まるという仕組みを理解することです。
さあ、符計算と点数計算をマスターしたあなたは、もう立派な麻雀プレイヤー!実戦で使いながら、少しずつ慣れていきましょう!