符と翻で点数が決まる!麻雀の点数計算マスターガイド

初心者におすすめ
| 約7分 | ツモロン編集部

「符は分かった!でも、結局何点もらえるの?」

符計算を頑張って覚えたあなた、次はこんな疑問が湧いてきませんか?

「30符3翻って言われても、それが何点なのか分からない…」 「親と子で点数が違うって聞いたけど、どう違うの?」 「満貫って8000点?それとも12000点?」

今日は、麻雀の点数計算の全体像を一緒に学びましょう。実は、たった2つの公式を覚えるだけで、どんな点数も計算できるようになるんです!

麻雀の点数は「符」×「翻」で決まる!

点数を決める2つの要素

麻雀の点数は、以下の2つで決まります:

  1. :アガリ形の複雑さ(前回学びました!)
  2. :役の大きさ(リーチ1翻、タンヤオ1翻など)

この2つを掛け合わせることで、最終的な点数が決まります。

親と子で違う!2つの計算公式

点数計算の公式は、親か子かで異なります:

子の点数計算

符 × 4 × 2の翻数乗 = 点数

親の点数計算

符 × 6 × 2の翻数乗 = 点数

「え、これだけ?」

はい、基本はこれだけなんです!でも、いくつか重要なポイントがあるので、順番に見ていきましょう。

公式の仕組みを理解しよう

なぜ「4」と「6」なの?

子が「4」の理由

ツモアガリの時の支払い比率を考えると:

  • 親が2(子の2倍払う)
  • 子が1
  • 子が1
  • 合計:2 + 1 + 1 = 4

親が「6」の理由

親は子の1.5倍の点数なので:

  • 4 × 1.5 = 6

または、親のツモアガリで子3人が2ずつ払うので:

  • 2 + 2 + 2 = 6

「2の翻数乗」って何?

これは、翻が増えるごとに点数が倍々になることを意味します:

  • 1翻:2¹ = 2倍
  • 2翻:2² = 4倍
  • 3翻:2³ = 8倍
  • 4翻:2⁴ = 16倍
  • 5翻:2⁵ = 32倍

つまり、1翻増えるごとに点数が2倍になる!

超重要!場ゾロを忘れずに

場ゾロとは?

** 場ゾロ **は、麻雀で最も忘れやすい要素です。

どんなアガリにも、必ず2翻が追加される

例えば:

  • リーチのみ(1翻)→ 実際は3翻として計算
  • タンヤオ・ピンフ(2翻)→ 実際は4翻として計算

なぜ場ゾロがあるの?

昔の麻雀では、点数が低すぎたため、ゲームバランスを調整するために導入されました。今では当たり前のルールとして定着しています。

実際に計算してみよう!

例1:子の30符1翻(リーチのみ)

  1. 場ゾロを加える:1翻 + 2翻 = 3翻
  2. 公式に当てはめる:30 × 4 × 2³
  3. 計算:30 × 4 × 8 = 960
  4. 端数切り上げ:1000点

例2:子の40符3翻(役牌・ドラ2)

  1. 場ゾロを加える:3翻 + 2翻 = 5翻
  2. 公式に当てはめる:40 × 4 × 2⁵
  3. 計算:40 × 4 × 32 = 5120
  4. 端数切り上げ:5200点

例3:親の30符2翻(タンヤオ・ツモ)

  1. 場ゾロを加える:2翻 + 2翻 = 4翻
  2. 公式に当てはめる:30 × 6 × 2⁴
  3. 計算:30 × 6 × 16 = 2880
  4. 端数切り上げ:2900点

端数処理のルール

計算で出た点数は、下2桁を切り上げて100点単位にします:

  • 960点 → 1000点
  • 5120点 → 5200点
  • 2880点 → 2900点

この切り上げは、支払いを簡単にするためのルールです。

ロンとツモで支払い方が違う!

ロンの場合(シンプル)

振り込んだ人が全額支払います:

  • 子の5200点ロン → 振り込んだ人が5200点支払い
  • 親の7700点ロン → 振り込んだ人が7700点支払い

ツモの場合(みんなで分担)

子がツモった場合

  • :点数の半分を支払う
  • 子2人:それぞれ点数の1/4を支払う

例:5200点のツモ

  • 親:2600点
  • 子:1300点ずつ

親がツモった場合

  • 子3人:それぞれ点数の1/3を支払う

例:5800点のツモ

  • 子3人:各2000点(1933…を切り上げ)

満貫以上は計算不要!

点数の上限システム

5翻以上や、計算結果が一定以上になると、固定点数になります:

翻数名称子の点数親の点数
5翻 満貫 8,000点12,000点
6-7翻 跳満 12,000点18,000点
8-10翻 倍満 16,000点24,000点
11-12翻 三倍満 24,000点36,000点
13翻以上 数え役満 32,000点48,000点

なぜ上限があるの?

計算が複雑になりすぎるのを防ぎ、ゲームバランスを保つためです。5翻以上は符に関係なく固定点数になるので、覚えやすい!

よくある計算ミスと対策

ミス1:場ゾロを忘れる

対策:「表示翻数 + 2 = 計算翻数」と覚える

ミス2:親子を間違える

対策:自分の風牌を確認。東なら親!

ミス3:端数処理を忘れる

対策:必ず最後に「100点単位に切り上げ」

実戦での点数把握のコツ

最低限覚えるべき点数

初心者は、この組み合わせだけ覚えましょう:

子の代表的な点数

  • 30符1翻:1000点(リーチのみ)
  • 30符2翻:2000点(リーチ・ツモなど)
  • 40符2翻:2600点(ポンしてタンヤオなど)
  • 30符3翻:3900点(リーチ・ドラ1など)

親の代表的な点数

  • 30符2翻:2900点
  • 30符3翻:5800点
  • 40符3翻:7700点

点数早見表を活用しよう

最初は無理に暗算せず、点数早見表を見ながらプレイしてOK!徐々に覚えていけば大丈夫です。

まとめ:点数計算は意外とシンプル!

今日学んだこと:

:符 × 4 × 2の翻数乗 ✅ :符 × 6 × 2の翻数乗 ✅ 場ゾロ(+2翻)を必ず加える ✅ 端数は100点単位に切り上げ ✅ 5翻以上は満貫などの固定点数

公式は複雑に見えますが、実戦では「30符3翻は3900点」のように、パターンで覚えていくのが一般的です。

最初は計算に時間がかかっても大丈夫。大切なのは、符と翻で点数が決まるという仕組みを理解することです。

さあ、符計算と点数計算をマスターしたあなたは、もう立派な麻雀プレイヤー!実戦で使いながら、少しずつ慣れていきましょう!

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