麻雀牌は全部で136枚
麻雀を始めたいけど、136枚もある牌が覚えられない…そんな方も多いのではないでしょうか。実は、麻雀牌はトランプと同じような構造になっているので、仕組みさえ理解すれば難しくありません。
麻雀牌は大きく**数牌(すうぱい)と字牌(じはい)**の2種類に分かれます。
| 分類 | 種類 | 牌の数 | 枚数(各4枚) |
|---|---|---|---|
| 数牌 | 萬子(まんず) | 9種類 | 36枚 |
| 数牌 | 筒子(ぴんず) | 9種類 | 36枚 |
| 数牌 | 索子(そーず) | 9種類 | 36枚 |
| 字牌 | 風牌(ふうぱい) | 4種類 | 16枚 |
| 字牌 | 三元牌(さんげんぱい) | 3種類 | 12枚 |
| 合計 | 34種類 | 136枚 |
すべての牌は同じものが4枚ずつあります。つまり
は4枚、
も4枚というように、34種類 x 4枚 = 136枚です。
トランプと比較すると、構造がよく分かります。
| 要素 | トランプ | 麻雀 |
|---|---|---|
| スート | 4つ(♠♥♦♣) | 3つの数牌(萬子・筒子・索子)+ 字牌 |
| 数字カード | 各スート13枚(A〜K) | 各スート9枚(1〜9) |
| 特別カード | J・Q・K | 字牌7種類(風牌4 + 三元牌3) |
| 同じカードの枚数 | 各1枚 | 各4枚 |
| 合計 | 52枚 | 136枚 |
数牌(すうぱい):1〜9の数字がある牌
数牌は、1〜9の数字が書かれた牌です。萬子・筒子・索子の3種類があり、それぞれデザインが異なります。数牌は**順子(シュンツ)**という連続した3枚の組み合わせを作ることができるのが特徴です。
萬子(まんず)とは:漢数字が書かれた牌
萬子(まんず)は、牌の表面に漢数字と「萬」の文字が書かれた数牌です。「萬」はお金の単位で、もともと麻雀がお金を賭けるゲームだった名残とされています。

萬子は漢数字で書かれているため、初心者が最も見分けやすい牌です。「一萬」「二萬」とそのまま読めるのが特徴です。
| 牌 | 漢字表記 | 読み方 | 略記 |
|---|---|---|---|
![]() | 一萬 | いーまん | 1m |
![]() | 二萬 | りゃんまん | 2m |
![]() | 三萬 | さんまん | 3m |
![]() | 四萬 | すーまん | 4m |
![]() | 五萬 | うーまん | 5m |
![]() | 六萬 | ろーまん | 6m |
![]() | 七萬 | ちーまん | 7m |
![]() | 八萬 | ぱーまん | 8m |
![]() | 九萬 | きゅうまん | 9m |
萬子9種類 x 4枚 = 36枚が麻雀セットに含まれています。
萬子の見分け方のコツ
- 漢数字がそのまま書かれているので、数字を直接読める
- 「萬」の文字が下部に必ずある
- 一萬〜三萬は比較的シンプルで覚えやすい
- 七萬
と九萬
の漢字は似ているので注意
筒子(ぴんず)とは:丸い模様が描かれた牌
**筒子(ぴんず)は、牌の表面に丸い模様(筒)**が描かれた数牌です。「筒」は硬貨や竹の断面を表しているとされ、丸の数がそのまま数字を示します。

筒子は丸の個数を数えれば数字が分かるため、初心者でも比較的覚えやすい牌です。
| 牌 | 漢字表記 | 読み方 | 見た目の特徴 |
|---|---|---|---|
![]() | 一筒 | いーぴん | 大きな丸が1つ |
![]() | 二筒 | りゃんぴん | 丸が2つ |
![]() | 三筒 | さんぴん | 丸が3つ(斜め配置) |
![]() | 四筒 | すーぴん | 丸が4つ |
![]() | 五筒 | うーぴん | 丸が5つ |
![]() | 六筒 | ろーぴん | 丸が6つ(2列配置) |
![]() | 七筒 | ちーぴん | 丸が7つ |
![]() | 八筒 | ぱーぴん | 丸が8つ |
![]() | 九筒 | きゅうぴん | 丸が9つ(3x3配置) |
筒子9種類 x 4枚 = 36枚が麻雀セットに含まれています。
筒子の見分け方のコツ
- 丸の個数を数えれば数字が分かる
- 一筒
は他と異なり大きな装飾的デザイン - 六筒
と七筒
、八筒
と九筒
は数えないと間違えやすい
索子(そーず)とは:竹の模様が描かれた牌
**索子(そーず)は、牌の表面に竹の束(索)**が描かれた数牌です。「索」は銭をつなぐ紐を意味し、竹の本数が数字を表します。ただし、一索
だけは鳥(孔雀)の絵になっているのが大きな特徴です。

| 牌 | 漢字表記 | 読み方 | 見た目の特徴 |
|---|---|---|---|
![]() | 一索 | いーそー | 鳥の絵(特別デザイン) |
![]() | 二索 | りゃんそー | 竹束が2本 |
![]() | 三索 | さんそー | 竹束が3本 |
![]() | 四索 | すーそー | 竹束が4本 |
![]() | 五索 | うーそー | 竹束が5本 |
![]() | 六索 | ろーそー | 竹束が6本 |
![]() | 七索 | ちーそー | 竹束が7本 |
![]() | 八索 | ぱーそー | 竹束が8本 |
![]() | 九索 | きゅうそー | 竹束が9本 |
索子9種類 x 4枚 = 36枚が麻雀セットに含まれています。
索子の見分け方のコツ
- 一索
が鳥の絵なので、初心者は数牌と気づかないことがある - 竹の本数を数えれば数字が分かるが、筒子の丸より数えにくいことも
- 二索
と三索
は色(緑・赤)で区別しやすい
萬子・筒子・索子の読み方一覧
数牌の読み方は中国語の数え方がベースです。数字部分は3種類とも共通で、末尾だけが変わります。
| 数字 | 読み | 萬子(〜まん) | 筒子(〜ぴん) | 索子(〜そー) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | いー | いーまん | いーぴん | いーそー |
| 2 | りゃん | りゃんまん | りゃんぴん | りゃんそー |
| 3 | さん | さんまん | さんぴん | さんそー |
| 4 | すー | すーまん | すーぴん | すーそー |
| 5 | うー | うーまん | うーぴん | うーそー |
| 6 | ろー | ろーまん | ろーぴん | ろーそー |
| 7 | ちー | ちーまん | ちーぴん | ちーそー |
| 8 | ぱー | ぱーまん | ぱーぴん | ぱーそー |
| 9 | きゅう | きゅうまん | きゅうぴん | きゅうそー |
字牌(じはい):漢字が書かれた特別な牌
字牌は数字ではなく漢字が書かれた牌です。数牌と違い、順子(連続した3枚の組み合わせ)を作ることができません。刻子(同じ牌3枚)や槓子(同じ牌4枚)でしか使えないのが特徴です。
字牌は**風牌(ふうぱい)と三元牌(さんげんぱい)**の2グループに分かれます。
風牌(ふうぱい)とは:東南西北の方角牌
**風牌(ふうぱい)は、東・南・西・北の4種類の方角が書かれた牌です。麻雀では座席ごとに「自風(じかぜ)」が決まり、自分の風牌を3枚集めると役牌(やくはい)**として1翻がつきます。

| 牌 | 漢字 | 読み方 | 枚数 | 役牌になる条件 |
|---|---|---|---|---|
![]() | 東 | とん | 4枚 | 自風が東、または場風が東のとき |
![]() | 南 | なん | 4枚 | 自風が南、または場風が南のとき |
![]() | 西 | しゃー | 4枚 | 自風が西、または場風が西のとき |
![]() | 北 | ぺー | 4枚 | 自風が北、または場風が北のとき |
風牌4種類 x 4枚 = 16枚が麻雀セットに含まれています。
風牌のポイント
- 場風(ばかぜ):東場なら東、南場なら南が全員共通の役牌になる
- 自風(じかぜ):自分の席の風牌も役牌になる
- ダブ東・ダブ南:場風と自風が一致すると2翻になる(例:東場の東家で
を3枚 → 2翻) - 風牌は**「トン・ナン・シャー・ペー」**の順番で覚える
三元牌(さんげんぱい)とは:白・發・中の3種類
**三元牌(さんげんぱい)**は、**白(はく)・發(はつ)・中(ちゅん)**の3種類の牌です。風牌と違い、**誰が集めても無条件で役牌(1翻)**になるため、初心者にとって非常に使いやすい牌です。

| 牌 | 漢字 | 読み方 | 枚数 | 見た目の特徴 | 役牌 |
|---|---|---|---|---|---|
![]() | 白 | はく | 4枚 | 何も書かれていない白い牌(白板) | 常に1翻 |
![]() | 發 | はつ | 4枚 | 緑色で「發」の文字(發財の意味) | 常に1翻 |
![]() | 中 | ちゅん | 4枚 | 赤色で「中」の文字(的中の意味) | 常に1翻 |
三元牌3種類 x 4枚 = 12枚が麻雀セットに含まれています。
三元牌のポイント
- 3枚集めるだけで1翻(役牌)が確定する、最もシンプルな役
- 3種類すべてを3枚ずつ集めると**大三元(だいさんげん)**という役満になる
- 白
は見た目が何も書かれていないので、初心者は見落としやすい
赤ドラ(あかどら)とは:赤い特別な5の牌
赤ドラ(あかどら)は、通常の5の牌の代わりに使われる赤い色の特別な牌です。正式ルール(競技麻雀)には存在しませんが、Mリーグやオンライン麻雀、フリー雀荘などでは広く採用されています。

| 牌 | 読み方 | 入れ替え元 | 効果 |
|---|---|---|---|
赤五萬 | あかうーまん | 五萬の1枚と入れ替え | ドラ1翻 |
赤五筒 | あかうーぴん | 五筒の1枚と入れ替え | ドラ1翻 |
赤五索 | あかうーそー | 五索の1枚と入れ替え | ドラ1翻 |
赤ドラのルール
- 赤ドラは持っているだけで1翻加算される(ドラと同じ扱い)
- 通常の5の牌4枚のうち1枚を赤ドラに入れ替えて使う(合計枚数は136枚のまま)
- ルールによっては赤五筒
を2枚入れるケースもある - 赤ドラは数牌の5としても機能する(順子・刻子に普通に使える)
- 通常のドラ表示牌とは別に、追加でドラ1翻がつく
牌の重要な分類
麻雀では、牌の位置関係によっていくつかの分類があります。これらの用語は役や戦略を理解する上で重要です。
中張牌(ちゅうちゃんぱい):2〜8の数牌
数牌の2〜8を中張牌と呼びます。両側に数字があるため、順子が作りやすく使い勝手が良い牌です。
萬子:
筒子:
索子:

タンヤオ(断么九)という役は、中張牌のみで手牌を構成すると成立します。
老頭牌(ろうとうはい):1と9の数牌
数牌の1と9を老頭牌と呼びます。端にある数字なので、順子が片側にしか伸びず、使いづらい牌です。
萬子:
筒子:
索子:

么九牌(ヤオチューハイ):老頭牌 + 字牌
老頭牌と字牌を合わせて**么九牌(ヤオチューハイ)**と呼びます。全部で13種類あり、国士無双などの役に関わります。

覚え方のコツ
ステップ1:3つのスートを区別する
まずは見た目でスートを区別できるようにしましょう。
- 萬子
= 漢数字が書いてある → 読めば分かる - 筒子
= 丸い模様 → 丸を数えれば分かる - 索子
= 竹の模様 → 竹を数えれば分かる(
は鳥)
ステップ2:字牌7種類を覚える
字牌は数が少ないので丸暗記がおすすめです。
- 風牌:
(トン・ナン・シャー・ペー) - 三元牌:
(ハク・ハツ・チュン)
ステップ3:実際に触って慣れる
オンライン麻雀(雀魂、天鳳など)で実際に打ちながら覚えるのが最も効率的です。牌の読み方は最初から完璧に覚えなくても、プレイしているうちに自然と身につきます。
まとめ
麻雀牌は全136枚、34種類が各4枚ずつで構成されています。
- 数牌(27種類 x 4 = 108枚):萬子・筒子・索子の3スート、各1〜9
- 字牌(7種類 x 4 = 28枚):風牌(東南西北)+ 三元牌(白發中)
- 赤ドラ:通常の5の牌と入れ替えて使う特別牌(ルールにより異なる)
覚えるのは34種類だけ。トランプ(52枚・13種類 x 4スート)と構造は似ているので、スートの違いさえ分かれば、あとは数字を数えるだけです。まずは
の見た目の違いから覚えて、実際にゲームをしながら慣れていきましょう。