ツモ(自摸)とは
ツモ(自摸) とは、麻雀において自分が山(壁牌)から牌を引いてくることを指します。また、その引いてきた牌であがり(和了)することも「ツモあがり」「ツモる」と呼びます。
麻雀では各プレイヤーが順番に山から1枚ずつ牌を引き(ツモ)、手牌から1枚捨てる(打牌)という動作を繰り返してゲームが進行します。
ツモの詳細解説
基本的な流れ
- 牌を引く:自分の番になったら山から1枚牌を引きます
- 手牌を確認:引いた牌を含めて14枚であがれるかチェック
- あがりか打牌:あがれる場合は「ツモ」と宣言、そうでなければ1枚捨てます
ツモあがりの条件
ツモであがるためには以下の条件を満たす必要があります:
- 4面子1雀頭の形が完成していること(例外:国士無双、七対子)
- 役が1つ以上成立していること
- フリテン状態でないこと
ツモとロンの違い
| 項目 | ツモ | ロン |
|---|---|---|
| あがり方 | 自分で引いた牌であがる | 他家が捨てた牌であがる |
| 点数の支払い | 全員から点数をもらう | 振り込んだ人だけが支払う |
| メリット | 確実に点数を獲得できる | 狙った相手から点数を奪える |
使用例
実際の場面での使い方
例1:ツモる動作
「はい、ツモ」(牌を引く際の掛け声)
例2:ツモあがりの宣言
「ツモ!リーチ、ツモ、ドラ1で3,900点です」
例3:会話での使用
「さっきの半荘、3回もツモられて大敗だったよ」
「ツモ運が良い日は調子がいいね」
関連用語
- ロン:他家の捨て牌であがること
- リーチ:テンパイを宣言する役
- テンパイ:あと1枚であがれる状態
- 門前清自摸和(メンゼンツモ):鳴かずにツモあがりする役
よくある間違い・注意点
初心者が間違えやすいポイント
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ツモは動作と役の両方を指す
- 単に牌を引く動作も「ツモ」
- その牌であがることも「ツモ」
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ツモだけでは役にならない場合がある
- 鳴いている場合、ツモだけでは役になりません
- 門前(鳴いていない)状態でツモると「門前清自摸和」という役になります
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点数計算の違い
- ツモあがりは全員から点数をもらうため、支払いが分散されます
- 親のツモは「オール」と呼ばれ、子全員が同額を支払います
まとめ
ツモは麻雀の最も基本的な動作であり、ゲームの進行に欠かせない要素です。初心者の方は、まずツモとロンの違いをしっかり理解し、ツモあがりができる形を覚えることから始めましょう。慣れてくれば、ツモ運を味方につけて高得点を狙えるようになります。