「形は完成してるのに、なんでアガれないの!?」
麻雀を始めたばかりのあなた、こんな経験はありませんか?
「4面子1雀頭できた!ロン!」 「…あれ?なんでアガれないの?」 「えっ、役がない…?役って何?」
実は私も最初、同じ壁にぶつかりました。せっかく牌を揃えたのに「役なし」でアガれない…その悔しさ、よく分かります。
でも大丈夫!今日は麻雀の 「役」 について、一緒に学んでいきましょう。これを理解すれば、「次はちゃんとアガれる形」を作れるようになりますよ。
なぜ「役」が必要なの?
麻雀は形だけじゃダメ!
前回学んだ「4面子1雀頭」は、いわば麻雀の「器」のようなもの。でも、器だけあっても料理がなければ意味がないですよね?
役 アガリの形に付く得点源。最低1つ必要 詳しく見る → は、その「料理」にあたります。
つまり:
- 4面子1雀頭 = 器(形)
- 役 = 料理(中身)
- 両方揃って初めて「ごちそう」(アガり)になる!
役は「美しさ」や「難しさ」の証
なぜ役が必要なのか?それは麻雀をより面白く、奥深くするためです。
例えば:
- ただバラバラに牌を集めただけ → つまらない
- 同じ色だけで揃えた → おお、キレイ!(役あり)
- 1と9と字牌だけで作った → すごい!難しい!(役あり)
役があることで、「どんな形を目指すか」という戦略性が生まれるんです。
「翻(ハン)」って何?〜役の大きさを表す単位〜
役 アガリの形に付く得点源。最低1つ必要 詳しく見る → には大きさがあり、それを 飜 役の大きさを表す単位 詳しく見る → (ハン) という単位で表します。
- 1翻の役 = 簡単な役(でも大切!)
- 2翻の役 = ちょっと難しい役
- 3翻以上 = かなり難しい役
- 役満 = 超レア!最高難度!
重要:最低でも1翻の役がないとアガれません!
今すぐ使える!初心者必須の3大役
まずは、この3つの役だけ覚えれば大丈夫!実戦の半分以上はこれらの役でアガれます。
1. リーチ(立直)〜初心者の最強の味方〜
条件:
- 門前 鳴いていない状態。多くの役の条件 詳しく見る → (鳴いていない)状態
- テンパイ あと1枚でアガれる状態 詳しく見る → (あと1枚でアガり)になったら宣言
- 1000点を場に出す(アガれば戻ってくる)
なぜ初心者向け?:
- どんな形でも役になる魔法の宣言
- 「リーチ!」って言うだけでOK
- 相手にプレッシャーも与えられる
例:









あと
でアガりの状態で「リーチ!」と宣言すれば、それだけで1翻の役に!
2. 役牌(ヤクハイ)〜字牌を3枚集めるだけ〜
条件: 以下の 字牌 東南西北白發中の7種類の牌 詳しく見る → を3枚集めて刻子にする
- 三元牌 白發中の3種類の字牌
詳しく見る →
:


(白)、

(發)、

(中) - 場風牌:東場なら


(東) - 自風牌:自分が東家なら


(東)
なぜ初心者向け?:
- 3枚集めるだけでOK
- 鳴いても(ポンしても)役が消えない
- 分かりやすい
例:










發(
)を3枚集めただけで1翻!
3. タンヤオ(断么九)〜2〜8だけで作る〜
条件:
- 2〜8の数牌だけで4面子1雀頭を作る
- 1・9・字牌を一切使わない
なぜ初心者向け?:
- 使える牌が多い(2〜8は たくさんある)
- シンプルで分かりやすい
- 出現率が高い
例:










1・9・字牌が1枚もない!これでタンヤオ成立。
役の組み合わせでパワーアップ!
複数の役を同時に作れる
麻雀の面白いところは、役を組み合わせられること!
例:リーチ+タンヤオ










- タンヤオ(2〜8だけ)= 1翻
- リーチ = 1翻
- 合計2翻!
役が多いほど点数も高い
- 1翻 = 1000点〜
- 2翻 = 2000点〜
- 3翻 = 3900点〜
- 4翻 = 7700点〜(満貫)
役を増やせば、もらえる点数もグンと上がります!
よくある初心者の疑問
Q: 役がないことに気づいたらどうすれば?
A: 慌てずに方向転換!
- まだ序盤なら役を作り直す
- テンパイ間近ならリーチを狙う
- 最悪の場合は守りに徹する(振り込まない)
Q: どの役を狙えばいいか分からない…
A: 最初はこの優先順位で:
- 役牌があれば最優先で集める
- 2〜8が多ければタンヤオ
- 迷ったらリーチを目指す
Q: 役一覧を全部覚えないとダメ?
A: いいえ!最初は3つで十分。 実戦で使いながら、少しずつ覚えていけばOKです。
実戦での役の作り方
配牌を見たらまず確認
- 字牌チェック:
、
、
が2枚以上あれば役牌狙い - 端牌チェック:1・9が多ければタンヤオは諦める
- バランスチェック:どちらでもなければリーチ狙い
役作りの実例
配牌:








考え方:
が2枚 → もう1枚で役牌!
と
がある → タンヤオは無理- 結論:發(
)を狙いつつ、ダメならリーチ
次のステップへ
もう少し覚えたい人向けの役
慣れてきたら、こんな役も:
- ピンフ:順子だけで作る美しい形
- ツモ:自分で引いた牌でアガる
- ドラ:ボーナス牌を持っているだけで1翻
役を覚えるコツ
- 実戦で使う:見るより打つ方が100倍覚える
- 好きな役を見つける:「この役カッコいい!」があればOK
- 無理しない:3つの基本役だけでも十分戦える
まとめ:役があれば麻雀は10倍楽しい!
今日学んだこと:
✅ 4面子1雀頭+役= アガり ✅ 最低1翻の役が必要 ✅ リーチ・役牌・タンヤオの3つでOK ✅ 役は組み合わせ可能
役を意識するようになると、麻雀の奥深さが見えてきます。「次はこの役を作ってみよう」「この手なら2つの役が狙える!」なんて考えながら打つのが、本当に楽しいんです。
さあ、基本の3役を武器に、実戦で練習してみましょう!