タンヤオ(断么九)とは?【1翻役】中張牌のみで作る最速役を完全解説

初心者におすすめ
| 約10分 | ツモロン編集部

断幺九(タンヤオ)とは

断幺九(タンヤオ) は、麻雀の基本役の一つで、2〜8の数牌(中張牌/チュンチャンパイ)のみで手牌を構成する1翻役です。正式名称は「断幺九(タンヤオチュー)」で、「幺九牌(ヤオチューハイ=1・9・字牌)を断つ(使わない)」という意味があります。

タンヤオは**出現率約20%**と非常に高く、初心者が最初に覚えるべき役の一つです。門前(メンゼン)でも鳴いても成立するため、スピード重視の局面で特に威力を発揮します。

中張牌(チュンチャンパイ)とは

タンヤオを理解するうえで欠かせないのが**中張牌(チュンチャンパイ)**の概念です。

中張牌の定義

中張牌とは、数牌の2〜8のことです。萬子・筒子・索子それぞれに7種類ずつあり、各4枚で合計84枚です(全136枚中)。

種類中張牌枚数
萬子:2m::3m::4m::5m::6m::7m::8m:7種 × 4 = 28枚
筒子:2p::3p::4p::5p::6p::7p::8p:7種 × 4 = 28枚
索子:2s::3s::4s::5s::6s::7s::8s:7種 × 4 = 28枚
合計21種 84枚

中張牌の対義語:幺九牌(ヤオチューハイ)

中張牌の対になる概念が幺九牌です。1・9の数牌(老頭牌)と字牌を合わせた牌のグループで、タンヤオでは使えません。

種類幺九牌
老頭牌:1m::9m::1p::9p::1s::9s:(1・9の数牌)
字牌:1z::2z::3z::4z::5z::6z::7z:(風牌+三元牌)

中張牌の特徴

中張牌には以下の特徴があります:

  • 順子を作りやすい:両側に牌があるため、両面待ちになりやすい
  • 守備力が高い:4・5・6あたりは他家も使いたい牌なので、序盤は比較的安全
  • 山に残りやすい:全136枚中84枚を占めるため、ツモりやすい
  • タンヤオの構成牌:中張牌のみで手を作ればタンヤオが成立する

タンヤオの成立条件

タンヤオの条件は非常にシンプルで、手牌すべてが中張牌(2〜8)であることです。

使える牌・使えない牌

種類使える牌(○)使えない牌(×)
萬子:2m::3m::4m::5m::6m::7m::8m::1m::9m:
筒子:2p::3p::4p::5p::6p::7p::8p::1p::9p:
索子:2s::3s::4s::5s::6s::7s::8s::1s::9s:
字牌なし:1z::2z::3z::4z::5z::6z::7z:

4面子1雀頭のすべてに中張牌のみを使う必要があります。1枚でも幺九牌が含まれていたらタンヤオは成立しません

タンヤオの手牌例

門前(メンゼン)タンヤオの例

例1:基本的なタンヤオ

:2m::3m::4m::4p::5p::6p::6s::7s::8s::2s::3s::4s::5m::5m:

4面子すべてが順子で、雀頭も :5m: の対子。すべて中張牌で構成されています。

例2:刻子を含むタンヤオ

:3m::3m::3m::5p::6p::7p::2s::3s::4s::8s::8s::8s::6m::6m:

:3m::8s: の刻子を含む形。刻子があってもすべて中張牌ならOKです。

鳴きタンヤオ(食いタン)の例

例3:チーして食いタン

手牌::4m::5m::6m::3p::4p::5p::7s::7s: チー::2s::3s::4s:(横向き) ポン::6p::6p::6p:

鳴いて手を短くしても、すべて中張牌ならタンヤオ成立です。

NGの例

例4:1枚でも幺九牌があるとNG

:1m::2m::3m::4p::5p::6p::6s::7s::8s::2s::3s::4s::5m::5m:

:1m: が含まれているので、:1m::2m::3m: の順子があるこの手はタンヤオ不成立です。

食いタン(鳴きタンヤオ)のルール

食いタンとは

食いタン(喰い断) とは、鳴いて(チー・ポン・明カン)もタンヤオが成立するルールのことです。

ルール説明採用状況
食いタンあり鳴いてもタンヤオ成立現在の主流(Mリーグ・天鳳等)
食いタンなし門前のみタンヤオ成立一部の雀荘・ローカルルール

食いタンのメリット

  • スピードが速い:鳴くことで手を素早く進められる
  • テンパイしやすい:中張牌は場に出やすく、鳴きやすい
  • 他家を牽制:早い巡目の仕掛けは他家の手を止める効果がある

食いタンの注意点

  • 打点が低い:鳴くとリーチや一盃口と複合できない
  • 手牌が短くなる:守備力が落ちる
  • ルール確認必須:場所によって食いタンの有無が異なる

タンヤオと複合しやすい役

タンヤオは多くの役と複合でき、打点を伸ばせるのが大きな魅力です。

よく複合する役

役名複合頻度門前/鳴き合計翻数
平和(ピンフ)非常に高い門前のみ2翻
リーチ高い門前のみ2翻
ツモ高い門前のみ2翻
一盃口中程度門前のみ2翻
三色同順中程度門前/鳴き3翻(鳴き2翻)
七対子中程度門前のみタンヤオ+3翻

代表的な複合形

メンタンピン(門前タンヤオ平和)

タンヤオ(1翻)+ピンフ(1翻)+リーチ(1翻)= 3翻。ここにツモが加われば4翻(満貫)。麻雀で最も基本的かつ実戦的な高打点の形です。

タンヤオ+三色同順

:2m::3m::4m::2p::3p::4p::2s::3s::4s::6p::7p::8p::5m::5m:

234の三色が完成。タンヤオ(1翻)+三色(2翻)+リーチ(1翻)で4翻以上を狙えます。

複合しない役

以下の役はタンヤオと構造的に矛盾するため、同時に成立しません:

  • 混全帯幺九(チャンタ):全面子に幺九牌が必要
  • 混老頭:1・9・字牌のみ
  • 清老頭:1・9牌のみ
  • 役牌:字牌の刻子が必要
  • 国士無双:幺九牌13種が必要

タンヤオの狙い方・コツ

配牌での判断基準

配牌を見た時点でタンヤオを狙うかどうかを判断します。

中張牌の枚数判断
10枚以上タンヤオ本線で進める
8〜9枚タンヤオ寄りだが他の役も視野に
7枚以下無理に狙わない

手順のコツ

  1. 序盤:幺九牌・字牌を切る

    • 孤立した1・9・字牌から優先的に切る
    • ただし安全牌として1枚は残す判断も
  2. 中盤:形を整える

    • 両面ターツ(例::3m::4m:)を優先して残す
    • 愚形(ペンチャン・カンチャン)の幺九牌がらみは早めに処理
  3. 終盤:テンパイを取る

    • 門前ならリーチでさらに1翻上乗せ
    • 鳴きが有効なら食いタンで速攻

鳴きの判断基準

鳴くべき場面鳴かない方がよい場面
親番で連荘したいリーチ+ピンフを狙える
点数リードで逃げ切り高打点が必要な場面
テンパイまで遠い手牌が十分整っている
他家のリーチに対抗守備の手牌を残したい

タンヤオのメリット・デメリット

メリット

メリット解説
作りやすい全136枚中84枚が中張牌。素材が豊富
出現率が高い約20%の確率で出現する頻出役
鳴いても成立食いタンありなら門前にこだわらなくてよい
複合しやすいピンフ・リーチ・三色・一盃口など多数と複合
スピードが速い鳴きを使えば最速のあがりが可能
食い下がりなし鳴いても翻数が下がらない(三色等は下がる)

デメリット

デメリット解説
1翻で打点が低い食いタンのみだと1000〜2000点程度
読まれやすい1・9・字牌を連打すると他家に察知される
ドラが使えないこともドラが1・9・字牌の場合、タンヤオとドラを両立できない
守備力の低下鳴くと手牌が短くなり、守りが弱くなる

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 1・9を含む順子を見落とす

    • :1m::2m::3m::7p::8p::9p: はタンヤオNG
    • 使える順子は :2m::3m::4m::6m::7m::8m: の5パターン
  2. 雀頭の字牌を見落とす

    • 面子はすべて中張牌でも、雀頭が字牌だとNG
    • 最後まで全牌をチェック
  3. 赤ドラの勘違い

    • 赤5萬・赤5筒・赤5索はタンヤオOK(5は中張牌)
    • 赤ドラは「5」の代わりなので問題なし
  4. 食いタンルールの確認不足

    • オンライン麻雀はほぼ食いタンあり
    • リアル雀荘では事前にルール確認が必要

関連用語

まとめ

断幺九(タンヤオ)は、2〜8の中張牌のみで手を作る1翻役です。全136枚中84枚が中張牌なので素材が豊富で作りやすく、出現率は約20%と麻雀で最も頻繁に登場する役の一つです。

食いタン(鳴きタンヤオ)ありのルールでは、鳴いてスピーディにあがれるのも大きな強み。一方、門前で仕上げれば平和・リーチと複合して「メンタンピン」という高打点の形にもなります。

初心者の方は、まず配牌で中張牌の枚数を数える癖をつけましょう。中張牌が多ければタンヤオを本線に据えて、幺九牌を優先的に切っていくだけで自然と手が整います。食いタンのルール確認も忘れずに行いましょう。

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