ツモとは?牌を引く動作とツモあがりの違い・ロンとの関係を解説

初心者におすすめ
| 約9分 | ツモロン編集部

ツモ(自摸)とは

ツモ(自摸) とは、麻雀で使われる基本用語で、大きく分けて2つの意味があります。

  1. 牌を引く動作:自分の番に山(壁牌)から1枚牌を引くこと
  2. ツモあがり:自分が引いた牌であがる(和了する)こと

麻雀では各プレイヤーが順番に山から1枚ずつ牌を引き(ツモ)、手牌から1枚捨てる(打牌)という動作を繰り返してゲームが進行します。この「牌を引く」行為自体をツモと呼び、さらにその引いた牌で手が完成した場合の「あがり」もツモと呼ぶため、初心者は混乱しやすいポイントです。

意味1:牌を引く動作としてのツモ

麻雀の1巡の流れは以下のとおりです。

  1. ツモ(牌を引く):自分の番になったら山から1枚牌を引く
  2. 手牌を確認:引いた牌を含めて14枚の状態になる
  3. 打牌(1枚捨てる):不要な牌を1枚選んで河に捨てる

この流れを東家→南家→西家→北家の順に繰り返します。引いてきた牌のことを「ツモ牌」「自摸牌」とも呼びます。

ツモの具体例

手牌が以下の13枚の状態で自分の番が来たとします。

:1m::2m::3m::4p::5p::6p::7s::8s::9s::1z::1z::6m::6m:

山から :7m: を引いた(ツモった)場合、手牌は14枚になります。ここから不要な1枚を選んで捨て、再び13枚に戻します。

意味2:ツモあがり(自摸和)

ツモあがりとは、自分で山から引いた牌であがる(和了する)ことです。「ツモ!」と宣言してあがりを申告します。

ツモあがりの3つの条件

ツモであがるためには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

条件内容補足
手牌の完成4面子1雀頭の形ができている七対子・国士無双は例外
役がある1つ以上の役が成立している役なしではあがれない
フリテンでないフリテン状態でないことフリテンでもツモあがりは可能(後述)

実はフリテン状態でもツモあがりは可能です。ロンだけが制限されるため、フリテンになってしまった場合はツモあがりを狙う戦略もあります。

ツモあがりの手牌例

以下の13枚でテンパイしているとき、:3s: をツモればあがりです。

:1m::2m::3m::4p::5p::6p::7s::8s::1z::1z::1z::5s::5s:

ツモ :3s:

:1m::2m::3m:(面子)+ :4p::5p::6p:(面子)+ :7s::8s::3s:(面子)+ :1z::1z::1z:(面子)+ :5s::5s:(雀頭)で4面子1雀頭が完成します。

「ツモ!」と宣言し、手牌を開いてあがりを申告します。

ツモとロンの違い

麻雀のあがり方にはツモロンの2種類があります。両者の違いを表で比較します。

項目ツモ(自摸)ロン(栄)
あがり方自分で山から引いた牌であがる他家が捨てた牌であがる
点数の支払い他家全員が分担して支払う振り込んだ1人だけが全額支払う
フリテン時あがれるあがれない
門前ボーナス門前清自摸和(1翻)がつくなし
宣言「ツモ」と発声「ロン」と発声

点数の支払い方法の違い

ツモあがりとロンあがりで最も大きな違いは点数の支払い方法です。

ロンの場合:振り込んだ人が1人で全額支払います。

ツモの場合:あがった人が親か子かで支払い方が変わります。

あがった人支払い方法例(満貫の場合)
子がツモ親が多め+子2人が少なめ親4,000点 + 子2,000点×2 = 8,000点
親がツモ子3人が同額(オール)子4,000点×3 = 12,000点

親がツモあがりした場合の「○○オール」という表現は、子3人が全員同じ点数を支払うことを意味します。例えば「4,000オール」なら子3人がそれぞれ4,000点を支払い、親は合計12,000点を獲得します。

子のツモあがり点数表(主要な点数)

翻数ツモ時の支払いロン時の支払い
1翻30符30符親500/子3001,000点
2翻30符30符親1,000/子5002,000点
3翻30符30符親2,000/子1,0003,900点
満貫-親4,000/子2,0008,000点
跳満-親6,000/子3,00012,000点

門前清自摸和(メンゼンツモ)との関係

「ツモ」と混同しやすいのが門前清自摸和(メンゼンツモ) という役です。

門前清自摸和は、鳴かずに(門前の状態で)ツモあがりしたときに成立する1翻役です。

条件内容
門前であることポン・チー・明カンをしていない
ツモあがりであること自分で引いた牌であがる
翻数1翻

鳴いている場合のツモあがり

鳴いている(ポン・チー・明カンをしている)場合でもツモあがり自体は可能です。ただし、門前清自摸和の1翻はつきません。

鳴いてツモあがりする場合は、他の役が最低1つ必要です。

鳴いてツモあがり → 門前清自摸和はつかない → 他に役が必要
鳴かずにツモあがり → 門前清自摸和(1翻)が自動的につく

例えば、タンヤオでポンしてツモあがりした場合は「タンヤオのみ」であがれます。しかし、役のない鳴き手でツモった場合は「役なし」であがれません。

ツモに関連する特殊なあがり

ツモあがりに関連する特殊な役やルールもあります。

役名条件翻数
嶺上開花(リンシャンカイホウ)カンした後の嶺上牌でツモあがり1翻
海底摸月(ハイテイ)最後のツモ牌であがり1翻
天和(テンホウ)親の配牌であがり(究極のツモ)役満
地和(チーホウ)子の第一ツモであがり役満

使用例

実際の場面での使い方

例1:牌を引く動作

「はい、ツモ」(牌を引く際の掛け声)
「ツモ番が回ってきた」

例2:ツモあがりの宣言

「ツモ!リーチ、ツモ、ドラ1で満貫、2,000-4,000です」
「ツモ!メンタンピンツモで跳満!」

例3:会話での使用

「さっきの半荘、3回もツモられて大敗だったよ」
「ツモ運が良い日は調子がいいね」
「リーチかけたけどツモれなかった」

関連用語

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 「ツモ」の2つの意味を混同する

    • 単に牌を引く動作も「ツモ」
    • 引いた牌であがることも「ツモ」
    • 文脈で判断する必要がある
  2. 鳴いたらツモでも役が必要

    • 門前なら「門前清自摸和」で自動的に1翻つく
    • 鳴いている場合はツモだけでは役にならない
    • タンヤオ・役牌など他の役が必要
  3. ツモあがりの点数計算を間違える

    • ロンとツモで合計点数は同じだが支払い方が異なる
    • 親ツモは「オール」(子3人が同額)
    • 子ツモは「親が多め+子が少なめ」
  4. フリテンでもツモあがりはできる

    • フリテンで制限されるのはロンだけ
    • ツモあがりは問題なく可能
    • フリテンリーチ→ツモという戦略もある

まとめ

ツモは麻雀の最も基本的な用語で、牌を引く動作ツモあがりの2つの意味があります。ツモあがりはロンと異なり、他家全員から点数をもらう支払い方法になるのが大きな特徴です。

初心者の方は、まずツモとロンの違いをしっかり理解し、次に門前清自摸和(メンゼンツモ)という役の条件を覚えましょう。鳴かずにツモあがりすれば自動的に1翻つくため、門前で手を進める大きなメリットになります。

フリテン時でもツモあがりは可能という点も重要です。ロンができない状況でも、ツモなら和了できるため、最後まで諦めずにツモを狙いましょう。

関連記事

麻雀初心者クイズ

アプリで麻雀を学ぼう

クイズ形式で楽しく麻雀の基礎が身につく無料アプリ。6つのレッスン、171問以上を収録。

ダウンロードはこちら
App Store

この記事をシェア