地和(チーホー)とは?【役満】子の第1ツモであがる偶然役を完全解説

初心者におすすめ
| 約7分 | ツモロン編集部

地和(チーホー)とは

地和(チーホー) とは、麻雀の役満の一つで、子(南家・西家・北家)が配牌でテンパイし、最初のツモ牌であがる役です。完全に運だけで決まる偶然役で、技術や判断が介入する余地は一切ありません。

親が配牌14枚であがる天和の「子バージョン」にあたり、子は配牌13枚+第1ツモ1枚の計14枚であがり形を完成させます。

地和の成立条件

地和が成立するには、以下の 4つの条件をすべて 満たす必要があります。

条件詳細補足
子であること南家・西家・北家のいずれか親(東家)は天和の対象
配牌でテンパイ13枚の配牌時点でテンパイあがり形は問わない
第1ツモであがる最初に引いた1枚であがりが完成ツモあがり限定
第1巡までに鳴きなし自分のツモ番までに誰も鳴いていないポン・チー・カンすべて対象

配牌テンパイ + 第1ツモの流れ

配牌(13枚)::1m::2m::3m::4p::5p::6p::7s::8s::9s::1z::1z::1z::6z:
       → テンパイ(:6z: 単騎待ち)

第1ツモ::6z: → あがり!

完成形::1m::2m::3m::4p::5p::6p::7s::8s::9s::1z::1z::1z::6z::6z:

重要なのは、自分のツモ番が回ってくるまでに他家が一切鳴いていないこと です。

地和が不成立になるケース

配牌でテンパイし第1ツモであがれても、以下のケースでは地和は 成立しません

ケース具体例結果
自分の前に誰かがポン上家の捨て牌を他家がポン通常のツモあがり扱い
自分の前に誰かがチー親の捨て牌を南家がチー通常のツモあがり扱い
自分の前に誰かが暗槓親が配牌で暗槓を宣言通常のツモあがり扱い
自分が親(東家)配牌14枚であがった天和になる(地和ではない)
第2ツモ以降であがった2巡目にツモあがり通常のツモあがり扱い
ロンあがり第1巡で他家の捨て牌であがった人和(ローカルルール)

なぜ鳴きが入ると不成立?

地和は「第1巡の純粋な状態」であがることが条件です。鳴き(ポン・チー・カン)が入ると巡目の流れが崩れ、「第1巡」の定義が成り立たなくなります。

注意すべきポイント: 自分自身が鳴くかどうかではなく、卓上の誰か1人でも鳴いた時点 で不成立になります。例えば南家が地和を狙っている場合、親の捨て牌を西家がポンしただけでも地和は消えます。

天和・人和との違い

地和は「子の第1ツモあがり」ですが、似た役に天和と人和があります。3つの違いを整理します。

項目天和(テンホー)地和(チーホー)人和(レンホー)
あがる人親(東家)子(南・西・北家)子(南・西・北家)
あがり方配牌14枚で完成第1ツモであがり第1巡に他家の捨て牌でロン
ツモ/ロンツモ不要(配牌完成)ツモロン
鳴きの影響なし(配牌で即完成)誰かが鳴くと不成立誰かが鳴くと不成立
役の種類役満(公式)役満(公式)ローカル役(満貫〜役満)
必要枚数配牌14枚配牌13枚+ツモ1枚配牌13枚+ロン1枚

ポイント: 天和は配牌の時点で完成しているためツモ動作すら不要ですが、地和は1枚ツモる動作が必要です。人和はロンあがりであり、多くのルールで公式役満として認められていません。

地和の出現率

地和の出現確率は 約0.0005%(約20万局に1回) です。

確率の内訳

項目確率説明
配牌13枚でテンパイする確率約1〜2%手牌の形による
テンパイ時に第1ツモであがれる確率約2〜5%待ちの種類・残り枚数による
鳴きが入らない確率約90%以上局の状況による
地和の総合確率約0.0005%約20万局に1回

天和との確率比較

天和:約0.0003%(約33万局に1回)
地和:約0.0005%(約20万局に1回)
→ 地和は天和の約1.7倍出やすい

天和より地和のほうがわずかに出やすいのは、天和が「配牌14枚で完成」なのに対し、地和は「配牌13枚でテンパイ+ツモ1枚」と条件がやや緩いためです。とはいえどちらも一生に一度あるかないかの超希少役満です。

地和の具体的な手牌例

例1:平和形の地和

配牌::1m::2m::3m::5p::6p::7p::3s::4s::5s::7s::8s::9s::2z:
第1ツモ::2z:
完成形::1m::2m::3m::5p::6p::7p::3s::4s::5s::7s::8s::9s::2z::2z:

例2:七対子の地和

配牌::2m::2m::5m::5m::8p::8p::3s::3s::7s::7s::4z::4z::6z:
第1ツモ::6z:
完成形::2m::2m::5m::5m::8p::8p::3s::3s::7s::7s::4z::4z::6z::6z:

例3:他の役満と複合する地和

配牌::1z::1z::1z::2z::2z::2z::3z::3z::3z::4z::4z::5z::5z:
第1ツモ::5z:
完成形::1z::1z::1z::2z::2z::2z::3z::3z::3z::4z::4z::5z::5z::5z:
→ 地和 + 字一色 + 小四喜(トリプル役満の可能性)

地和はあがり形を問わないため、他の役満と複合する可能性もあります。ただし複合をダブル役満以上として認めるかはルール次第です。

地和の点数

地和は役満なので、点数は以下の通りです。

あがった人点数各家の支払い
子(ツモあがり)32,000点親16,000点+子8,000点×2

※ダブル役満を採用するルールで他の役満と複合した場合は64,000点になることもあります。

地和達成時の手順

もし配牌でテンパイし、第1ツモであがれた場合の正しい手順です。

  1. 第1ツモ牌を確認する — あがり牌かどうか冷静に確認
  2. 鳴きが入っていないことを確認する — 自分のツモ番まで誰も鳴いていないか
  3. 「ツモ」と宣言する — 通常のツモあがりと同じ手順
  4. 手牌を開いて「地和」を申告する — 配牌テンパイだったことを示す
  5. 点数を精算する — 役満(32,000点)を受け取る

ローカルルールでの扱い

ルール地和の扱い備考
一般的なルール役満(32,000点)最も標準的
ダブル役満採用ルールダブル役満とする場合も希少性を評価
一部のルール不採用非常に稀

関連用語

まとめ

地和(チーホー)は、子が配牌でテンパイし、第1ツモであがる純粋な偶然役の役満です。成立条件は「子であること」「配牌テンパイ」「第1ツモであがる」「鳴きが入っていない」の4つで、出現率は約0.0005%(約20万局に1回)と極めて低い役です。天和が親の配牌完成であるのに対し、地和は子の第1ツモあがりという違いがあります。技術や判断は一切関係なく、完全に運だけで決まる役満のため、初心者からプロまですべての雀士に平等にチャンスがあります。

関連ツール

関連記事

麻雀初心者クイズ

アプリで麻雀を学ぼう

クイズ形式で楽しく麻雀の基礎が身につく無料アプリ。6つのレッスン、171問以上を収録。

ダウンロードはこちら
App Store

この記事をシェア