チャンタとは?【2翻役】成立条件・純チャンとの違い・作り方を解説

初心者におすすめ
| 約8分 | ツモロン編集部

チャンタ(混全帯么九)とは

チャンタ(混全帯么九 / ホンチャンタイヤオチュー) は、麻雀の2翻役で、すべての面子(メンツ)と雀頭(ジャントウ)に1・9・字牌(幺九牌)を最低1枚含めることで成立する役です。

タンヤオが「中張牌(2〜8)だけで作る役」であるのに対し、チャンタはその正反対で、端牌と字牌を中心に手を組み立てます。鳴いても成立しますが、食い下がりで1翻に下がります。

チャンタの成立条件

チャンタが成立するには、以下の3つの条件すべてを満たす必要があります。

条件説明
全ての面子に幺九牌を含む順子は:1m::2m::3m::7p::8p::9p:のような端順子、刻子は:1s::1s::1s:や:ton::ton::ton:など:1m::2m::3m: / :9p::9p::9p: / :ton::ton::ton:
雀頭も幺九牌:1m::1m::9s::9s:、:haku::haku:など1・9・字牌の対子:9s::9s:
字牌を最低1組含む字牌が1組もないと「純全帯么九(ジュンチャン)」になる:nan::nan::nan:

使える面子と使えない面子

チャンタに使える面子:

  • 端順子:1m::2m::3m::1p::2p::3p::7s::8s::9s: など(必ず1か9を含む)
  • 幺九刻子:1m::1m::1m::9p::9p::9p: など(1・9の刻子)
  • 字牌刻子::ton::ton::ton:、:haku::haku::haku: など(すべての字牌OK)

チャンタに使えない面子:

  • :2m::3m::4m::4p::5p::6p::5s::6s::7s: など(1も9も含まない順子)
  • :5m::5m::5m::8p::8p::8p: など(中張牌の刻子。ただし:8p:は使えないが:9p:は使える)

チャンタの具体的な手牌例

例1:門前チャンタ(2翻)

:1m::2m::3m::7p::8p::9p::1s::1s::1s::ton::ton::ton::9m::9m:

全ての面子と雀頭に幺九牌が含まれ、字牌(:ton:)が1組あるのでチャンタ成立。門前なので2翻

例2:鳴きチャンタ(1翻・食い下がり)

手牌::1m::2m::3m::9s::9s::9s::haku::haku: チー::7p::8p::9p:

鳴いて(チー)いるため食い下がりで1翻。字牌(:haku:)を雀頭に使用。

例3:チャンタ+役牌の複合(鳴き3翻)

手牌::1p::2p::3p::9m::9m: ポン::hatsu::hatsu::hatsu: チー::7s::8s::9s:

チャンタ(1翻)+發(1翻)+場風や自風があればさらにアップ。

チャンタと純チャンの違い【比較表】

チャンタと純チャンは混同されやすいですが、字牌の有無で区別します。

項目チャンタ(混全帯么九)純チャン(純全帯么九)
正式名称混全帯么九純全帯么九
翻数(門前)2翻3翻
翻数(鳴き)1翻2翻
字牌必須(最低1組)使用不可
使える刻子1・9・字牌の刻子1・9の刻子のみ
作りやすさ比較的作りやすい難しい(字牌が使えない)
出現率約1%約0.1%

ポイント: 純チャンのほうが翻数は高いですが、字牌が使えないため面子の組み合わせが限られ、圧倒的に難しくなります。配牌に字牌が多ければチャンタ、数牌の端ばかりなら純チャンを狙いましょう。

食い下がりルール(鳴くと1翻)

チャンタは鳴いても成立しますが、翻数が2翻→1翻に下がります。これを食い下がりと言います。

状態翻数点数の目安(子・30符)
門前2翻2,000点
鳴き(食い下がり)1翻1,000点

1翻だけでは安い手になりがちなので、鳴きチャンタを狙う場合は役牌との複合で打点を補うのが基本です。

複合しやすい役

チャンタは他の役と複合させることで打点を大きく伸ばせます。

よく複合する役

役名翻数チャンタとの合計複合のポイント
役牌1翻門前3翻 / 鳴き2翻字牌の刻子が役牌ならそのまま複合
三色同順2翻(鳴き1翻)門前4翻 / 鳴き2翻:1m::2m::3m: :1p::2p::3p: :1s::2s::3s: で三色+チャンタ
ダブル役牌2翻門前4翻 / 鳴き3翻場風+自風や役牌2種で高打点
対々和2翻門前4翻 / 鳴き3翻全て刻子にすれば成立
混一色3翻(鳴き2翻)門前5翻 / 鳴き3翻1色+字牌で染め手チャンタ

複合しない役

役名理由
断么九(タンヤオ)正反対の役(中張牌のみ vs 幺九牌必須)
平和(ピンフ)チャンタの雀頭に役牌を使うとピンフ不成立
七対子(チートイツ)面子構成が異なる特殊形

チャンタの狙い方・作り方のコツ

配牌でチャンタを判断する基準

配牌時に以下の条件を満たしていれば、チャンタを積極的に狙えます。

  • 幺九牌が8枚以上ある
  • 端ターツ:1m::2m::8p::9p: など)が2つ以上ある
  • 字牌の対子以上が1組以上ある

手作りの手順

  1. 不要な中張牌を切る:4m::5p::6s: などの中張牌は早めに処理
  2. 端ターツを優先的に残す:1m::2m::3m:引きで:1m::2m::3m:完成)や:8s::9s:
  3. 字牌を大切にする:対子や刻子候補を残す。役牌なら複合で打点アップ
  4. 鳴きも活用する:7p::8p::9p:のチーや字牌のポンで速度アップ

他の役との切り替え判断

手牌の状態狙う役理由
中張牌が多く集まってきたタンヤオに切り替えチャンタより効率がよい
字牌がなくなった純チャンに昇格翻数アップ(3翻)
刻子ばかり集まった対々和を視野にチャンタ+トイトイで高打点

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 字牌なしはチャンタではない 字牌が1組もない場合は「純全帯么九(ジュンチャン)」という別の役になります。

  2. 全ての面子に幺九牌が必要 4つの面子のうち1つでも:4m::5m::6m:のような中張牌だけの面子があると不成立です。

  3. 雀頭も幺九牌でなければならない :5m::5m:のような中張牌の雀頭ではチャンタになりません。:1m::1m:や:haku::haku:が必要です。

  4. 順子は端にかかればOK :1m::2m::3m:の「:1m:」だけ、:7p::8p::9p:の「:9p:」だけでも幺九牌を含んでいるので条件を満たします。:2m::3m::4m::1m::9m:も含まないのでNGです。

関連用語

まとめ

チャンタ(混全帯么九)は、すべての面子と雀頭に1・9・字牌を含める2翻役です。純チャンとの違いは字牌の有無で、字牌を含むのがチャンタ、含まないのが純チャンです。

鳴くと1翻に食い下がるため、役牌や三色との複合で打点を補うのが実戦的なコツです。配牌で幺九牌が8枚以上あり、端ターツと字牌の対子があれば積極的に狙いましょう。逆に中張牌が集まってきたら、タンヤオへの切り替えも柔軟に判断することが大切です。

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