二盃口(リャンペーコー)とは?【3翻役】一盃口との違い・七対子との関係を解説

初心者におすすめ
| 約10分 | ツモロン編集部

二盃口(リャンペーコー)とは

二盃口(リャンペーコー) は、麻雀の役の一つで、同じ順子(シュンツ)を2組ずつ、合計2セット作る3翻役です。つまり、一盃口(イーペーコー)が手の中に2つある形です。「リャンペー」と略されることが多く、門前(鳴いていない状態)でのみ成立します。

出現率は約0.04%と非常にレアな役ですが、タンヤオや平和と複合しやすく、完成すれば高得点が期待できます。

二盃口の成立条件

二盃口が成立するには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

条件説明
同じ順子2組を2セット「一盃口」が2つある形
門前のみポン・チー・明カンは不可
4面子1雀頭通常のあがり形として成立すること

一盃口との違い

二盃口と一盃口はどちらも「同じ順子の重複」を扱う役ですが、必要な組数が異なります。

項目一盃口(イーペーコー)二盃口(リャンペーコー)
翻数1翻3翻
条件同じ順子2組×1セット同じ順子2組×2セット
門前必須必須
出現率約4.5%約0.04%
関係-一盃口を内包(複合しない)

一盃口が1つだけでは二盃口にはなりません。また、二盃口が成立すると一盃口は含まれているものとして扱われ、二盃口と一盃口は複合しません

二盃口の手牌例

成立する二盃口の例

例1:萬子+筒子の二盃口

:2m::2m::3m::3m::4m::4m::5p::5p::6p::6p::7p::7p::9s::9s:

:2m::3m::4m: × 2組(一盃口)+ :5p::6p::7p: × 2組(一盃口)+ :9s::9s:(雀頭)= 二盃口

例2:タンヤオと複合する二盃口

:3m::3m::4m::4m::5m::5m::2p::2p::3p::3p::4p::4p::8s::8s:

:3m::4m::5m: × 2組 + :2p::3p::4p: × 2組 + :8s::8s: = 二盃口 + タンヤオ(4翻)

例3:同じ色で2セットの二盃口

:1m::1m::2m::2m::3m::3m::7m::7m::8m::8m::9m::9m::5s::5s:

:1m::2m::3m: × 2組 + :7m::8m::9m: × 2組 + :5s::5s: = 二盃口。同じ色(萬子)で2つの一盃口を作ることも可能です。

二盃口にならない例

手牌理由
:2m::2m::3m::3m::4m::4m::5p::6p::7p::8s::8s::8s::1z::1z:一盃口が1つだけ(:2m::3m::4m: × 2のみ)
:1m::1m::1m::2m::2m::2m::3m::3m::3m::4m::4m::4m::5s::5s:一見一盃口2セットに見えるが、123萬×4枚は牌数的に不可能な場合あり。実際の形を確認する必要がある

二盃口と七対子の判別

二盃口と七対子は見た目がまったく同じ形になる場合があるため、初心者が最も混乱しやすいポイントです。

同じ形になるケース

:1m::1m::2m::2m::3m::3m::5p::5p::6p::6p::7p::7p::9s::9s:

この手牌は2通りに解釈できます。

解釈内訳翻数
二盃口:1m::2m::3m: × 2 + :5p::6p::7p: × 2 + :9s::9s:3翻
七対子:1m::2m::3m::5p::6p::7p::9s: の対子7組2翻

判定ルール:高点法

麻雀には高点法(こうてんほう)というルールがあり、複数の解釈が可能な場合は点数が高くなる方を採用します。

  • 二盃口(3翻) > 七対子(2翻)
  • したがって、両方に解釈できる場合は必ず二盃口として扱う
  • 二盃口と七対子は複合しない(同時に成立することはない)

七対子にしかならないケース

:1m::1m::5m::5m::9m::9m::3p::3p::7p::7p::2s::2s::6z::6z:

この手牌は対子7組ですが、順子の重複がないため二盃口にはなりません。七対子(2翻)のみです。

二盃口と複合する役

複合しやすい役

役名複合翻数相性が良い理由
タンヤオ4翻2-8の中張牌で構成しやすい
平和4翻順子系同士で自然に複合
リーチ4翻門前役同士、必ず複合可能
ツモ4翻門前ツモとの複合
清一色9翻(倍満)1色に寄せれば狙える

複合しない役

役名複合しない理由
一盃口二盃口に包含される
七対子高点法で二盃口が優先
三色同順3色にまたがる同じ数字の順子が必要で、二盃口の構造と両立しない
対々和順子がないため二盃口と矛盾

二盃口の点数

代表的な点数パターン

組み合わせ翻数子(ロン)親(ロン)
二盃口のみ3翻40符5,200点7,700点
二盃口+タンヤオ4翻30符満貫(8,000点)満貫(12,000点)
二盃口+平和4翻30符満貫(8,000点)満貫(12,000点)
二盃口+リーチ+ツモ5翻満貫(8,000点)満貫(12,000点)
二盃口+タンヤオ+平和+リーチ7翻跳満(12,000点)跳満(18,000点)
二盃口+清一色9翻倍満(16,000点)倍満(24,000点)

二盃口は3翻の役なので、タンヤオ(1翻)を加えるだけで4翻30符 = 満貫に届きます。コストパフォーマンスの良い役と言えます。

二盃口の作り方・狙い方

狙うべき配牌の特徴

二盃口は配牌の段階で狙えるかどうかがほぼ決まります。以下の特徴がある配牌では二盃口を意識しましょう。

狙い目の配牌例:

:2m::2m::3m::4m::4m::5p::5p::6p::6p::7p::3s::6s::9s:

:2m::3m::4m: の一盃口が1つ見えており、:5p::6p::7p: ももう1組揃えば二盃口。不要牌を切って狙う価値があります。

手作りの基本戦略

  1. 一盃口を先に1セット確定させる

    • まず1つ目の一盃口を完成させ、2つ目に取り掛かる
  2. 門前を絶対に維持する

    • チーやポンをすると二盃口は成立しない。テンパイが遅くなっても門前を守る
  3. 七対子との天秤にかける

    • 対子が多い手で、一盃口が見えない場合は七対子に切り替える判断も重要
    • 逆に、連続する数牌の対子が多ければ二盃口を優先
  4. 5巡目までに方向性を決める

    • 中途半端に追うと手が遅れる。序盤で狙えるかを判断する

出現率と難易度

出現頻度

二盃口の出現率は約0.04%(約2,500局に1回) と非常に低く、麻雀の通常役の中でも最もレアな部類に入ります。

役名出現率出現頻度の目安
一盃口約4.5%約22局に1回
七対子約2.0%約50局に1回
二盃口約0.04%約2,500局に1回

難易度が高い理由

  1. 形の制約が厳しい — 同じ順子が2組×2セット必要で、手牌の自由度が極めて低い
  2. 門前限定 — 鳴いて加速する選択肢がない
  3. 使用する牌が重複 — 同じ牌を4枚使うケースが多く、山に残っていない場合がある
  4. 待ちが限定される — テンパイ形がパターン化されやすく、他家に読まれるリスクもある

よくある間違い・注意点

初心者が間違えやすいポイント

  1. 鳴いたら成立しない

    • 1つでもチー・ポンすると二盃口は不成立。一盃口も消える
  2. 七対子との混同

    • 同じ形でも二盃口(3翻)が優先される。七対子(2翻)として申告すると損をする
  3. 一盃口が2セット必要

    • 1つだけでは二盃口にならない。必ず2種類の一盃口が必要
  4. 役の見落とし

    • 対子が並んだ形で、順子×2の解釈を見落としやすい。あがり時には必ず確認する

関連用語

まとめ

二盃口は同じ順子2組を2セット作る3翻の門前役で、出現率約0.04%の非常にレアな役です。七対子と同じ形になることがありますが、高点法により二盃口(3翻)が優先されます。

タンヤオや平和と複合しやすく、二盃口+タンヤオだけで満貫に届くため、完成すれば高得点が期待できます。配牌で連続した数牌の対子が多い場合は、一盃口を2セット揃えて二盃口を狙ってみましょう。

ただし、門前限定で形の制約も厳しいため、無理に追わないことも大切です。七対子との天秤にかけながら、5巡目までに方向性を決めるのが実戦的な判断です。

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